- 1.症例8 階段を上ると激痛が走る腰痛 40台 男性
- 2.症例9 ハードルの抜き足で腰を痛める 20代 男性
症例9 階段を上ると激痛が走る腰痛 40台 男性
主訴
首が辛い時があった
→目の疲労や負担で首が硬くなる
左の人差し指がものを持ち上げると痛んだ
→胸周りの緊張で神経が圧迫されて感じていた可能性がある
腰にビリビリしびれる。階段を登るのが辛い
→足指で地面を踏みしめている
ということでした
セルフケアでは
右側はお尻のストレッチ
・足指をぐるぐる回す
・足指をまっすぐ伸ばす
・足首をぐるぐるまわす
・足指を広げる
・足の甲をほぐす
ペットボトルマッサージ
などされてくださいませ
できたかどうかのチェックは
首の振り向きやすさ
腰への違和感
階段の上りの痛み
など観察されてくださいませ
変化の兆しは
股関節が柔らかくなる
など起こります
考察・解説
足の使い方や股関節の硬さは、腰への負担を増大させます。腰に痛みがあっても、腰に負担をかけることは別にあることが多いです。その場合は、腰以外から体を変化させます。痛みのある腰そのものへマッサージなどすると、返って刺激が過剰になり、痛みが強くなることもあります。今回は特に足指や股関節の問題で腰を痛めていたケースでした。
2症例9 ハードルの抜き足で腰を痛める 20代 男性
主訴
左腰が痛い(前にかがんで右にねじると)
ソファーに座るとじわじわ
ということでした
体を見てみると
股関節が硬い
背中をうまく使えていない
腰方形筋の緊張が強い
という状態でした
セルフケアでは
<股関節まわりのケア>
お尻周りのストレッチ
内腿を前後に動かして伸び縮みさせる
<背中を使う>
タオルを使ってプルダウン
〃で足踏み
つま先を段差から出してスクワット
タオルをはり、前に出したまま捻る
できたかどうかのチェックは
しゃがめる
腰や股関節のサポートなしでも動ける
腿上げがらく
など観察されてくださいませ
変化の兆しは
痛みの程度が減る
動ける姿勢が増える
別の動作の痛みに気づく
などあります
考察・解説
腰の痛みから3ヶ月異常経過しています。痛みは10から2程度まで落ち着いています。この場合は、体の緊張や悪い癖が残っていると判断します。体の痛みを誘発させたり、軽減できる動きを探ることで、慢性化した痛みを解消することができます。今回は、背中の緊張と股関節の硬さが問題でした。体を支える、背中の筋肉を刺激したのちに、股関節を緩めることで、痛みが軽減しました。今回はこのようなケースでした。