繰り返すスポーツ傷害
スポーツ傷害の見出し
- 良くあるスポーツ傷害外傷
- スポーツ障害は慢性的な怪我
- 怪我をしやすい姿勢
- 姿勢が変わると動きも変わる
良くあるスポーツ傷害・外傷
スポーツ外傷とは急性の怪我
いわゆる怪我というものが専門用語で「スポーツ傷害外傷」という言葉でひとくくりにされます。骨折や捻挫などの急性の怪我を「外傷」といいます。この外傷で大切なのはけがをした初めに行う処置です。骨折でいえば整復して自邸です。捻挫では応急処置がそれに該当します。
この急性に怪我であるスポーツ外傷が治るまでに3つの器官に分けることが出来ます。初期は炎症が起きている急性期です。次に日常生活が遅れるまでの回復期です。そしてスポーツなどの復帰までの復帰期です。3つの時期についてご説明していきます。
急性期は炎症を抑えることが重要
けがをした直後から炎症反応がおさまるまでの期間を急性期と呼んできます。この時期では怪我して組織を痛めています。炎症とはその壊れた組織が回復す過程を言います。そんな炎症には5つの兆候があります。
炎症の5徴候
- 発赤
- 痛めたところが赤くなる状態。血液が集まっています。
- 熱感
- 血液が集まり組織の回復が活発に行われています。
- 腫脹
- 痛めたところが腫れています。壊れた細胞の細胞液のほか痛めたところを守るために腫れています。
- 機能障害
- 痛めた患部をそれ以上負担をかけないように動きにくくなります。
- 疼痛
- 痛めた部位が明確になります。体はその変化を自覚して治そうとします。
このような5つの兆候があるときは急性期です。怪我をした直後からおおよそ3日ほどに炎症におピークを迎えます。ピークを迎えてからなだらかに炎症反応はおさまっていきます。
急性期の応急処置の基本はアイシング
捻挫を始めとする怪我の一番初め書処置としてアイシングが一般的です。アイシングの方法は「RICES]と言われています。これは処置の方法の頭文字をとっています。
- Rest(安静)
- Ice(冷却)
- Compression(圧迫)
- Elevation(挙上)
- Stabilization/Support(安定/固定)
この処置を60分の売り20分行います。そして冷却から解放して40分の間隔をあけて再度同じ処置を繰り返します。受賞後24~72時間はできる限りこの処置を続けることが望ましいです。そうすることで怪我の後遺症を最小限にとどめることができ、早期復帰が可能となります。
日常生活が遅れるまでの回復期
回復期とは立つ、座る、歩くなどの日常生活の動作が可能になるまでの期間を指します。この期間はスポーツをすることがない方も共通して必要な期間です。この期間をスムースに過ごすためには急性期の処置がとても大切です。
回復期ではリハビリが中心
回復期では日常生活を送るうえで必要な筋力や可動域の獲得に努めます。スポーツ復帰も含めてリハビリには段階があります。
- 可動域の改善
- 筋力の改善
- 筋持久力の改善
- 神経ー筋伝達の改善
- 機能訓練と再発予防
リハビリテーションとは特別な事ではありません。元の生活に戻るだけでなく、同じような怪我を繰り返さないように体を整えるところまでを行います。
また、時として怪我をするときに靭帯損傷や骨折などの不可逆的な外傷を負うこともあります。リハビリテーションではそのようなケースでも対応します。リハビリテーションの言葉の意味が「機能的再構築」という意味です。つまり今ある体で機能させることを行うのです。
より高い生活強度までの復帰期
復帰期ではスポーツの競技特性を負荷していきます。例えばステップワークやジャンプなどの日常生活レベル以上の強度の訓練を行います。他にも対人競技や球技競技のように、自分以外の物や人との関わりあいを加味したリハビリトレーニングが行います。
協議復帰の段階で大切なのはけがをしたときよりも高いレベルでの復活を目指すことです。怪我をすることで自分自身の体の使い方を見直します。痛めた動きには部分的な不可が加わって起こることが大きいです。体の使い方を見直すことで同じような怪我をしなくなります。そしてより高いパフォーマンスを発揮できます。
良くあるスポーツ外傷
- 足首の捻挫
- 肩の脱臼
- 骨折
- 大腿の肉離れ
- 打撲
急性期の処置からリハビリまで対応可能です。お困りの場合は是非お問い合わせくださいませ。
スポーツ障害は慢性的な怪我
一般的には過度な負荷がかかり、筋肉が損傷することで怪我が引き起こされます。
肉離れでは、筋肉の損傷、捻挫では、関節をつなぐ靭帯の損傷などがあります。
これらは、ぶつかったり、押されたりする体の外からの外力によって引き起こされる怪我で「外傷」と呼ばれます。
体の使いからから起こる肉離れや筋膜炎などの怪我があり、突発的な外傷とは区別しています。
使い方がら怪我を起こす慢性的な怪我は、怪我を起こりやすい体や姿勢がら起こることが多いのです。繰り返し怪我をしているのは、偶然ではなく必然なのです。
怪我をしやすい姿勢
体は常に重力の影響を受けています。重力は、立つ座るなどの姿勢によって、体の関節や筋肉に加わる負荷が変わってきます。
筋肉は引き伸ばされることが一番負担がかかります。そのため、猫背などの姿勢では、体の後ろ側は常に引き伸ばされています。
この姿勢で走ると、筋肉は通常よりも引き伸ばされるため肉離れを起こしやすくなります。
姿勢が変わると動きも変わる
体の姿勢が変わると、体の動きやすさも変わります。
例えば、猫背の場合では、つま先に力が入りやすいです。
試しに、足の指をグーっと握ってみましょう。そのまま歩いてみてください。とても歩きにくいです。
このように、姿勢は体全体にかかる力みにも影響してきます。
いかに力を抜いた状態で楽な姿勢を作ることができるか、それができたときには、体を動かすこともスムーズになり疲れにくい体に変わっていきます。