首の痛み
1,首が痛いときに確認すべきこと
- 1,腕にシビレが出るか
- 2,首は動かせるか
- 3,舌の動きに異常はないか
- 4,痛みはどんな動きで出るか
- 5,どんな時に痛みを感じたか
1-1,腕にシビレが出るか
もし、腕にシビレが出ているときは、神経の障害を疑います。
次に、神経がどこで障害されているかによって、かかる医療機関が異なります。
首から先の腕などであれば、筋肉や関節を緩めることで解消できます。
しかし、首や脳の問題であれば、整形外科や脳外科への受信が最優先となります。
1-2,首は動かせるか
首が硬い場合は、緩ませることができるものとそうでないものを判断します。
筋肉の硬さや疲労によって硬い場合は、整体を通じで解消できます。
しかし、脳の機能に異常をきたしている場合も首の緊張が起こります。言葉の発生、眼の動きなど異常をきたしている初見があれば、脳神経外科の受診が最優先となります。
1-3,舌の動きに異常はないか
首は、脳の異常でも緊張します。その異常を見るのが感覚の検査があります。脳梗塞などになると舌の動きや発声に異常が起こります。このような初見が見られた際は、脳神経外科の受診が最優先となります。
1-4,痛みはどんな動きで出るか
首の痛みが動きで起こるかを観察すると、どこに損傷や緊張が起きていたのかがわかります。
動きだけでは、関節の動き具合を見ることができます。首をそらせて痺れを伴う場合は、ヘルニアなどの疑いもあります。また、神経を圧迫して出る症状ですので、姿勢不良も疑われます。
動きのスムーズさや動かすスピードで、筋肉の状態や合使い方を見ることができます。
1-5,どんな時に痛みを感じたか
痛みを感じるときを観察すれば、何が痛みを引き起こしているのかがわかります。
体の動かし方であれば、痛みを感じる動きの再現と、軽減を見ることができます。
多くの場合は、姿勢不良や慢性的な疲労の蓄積によって首の筋肉が硬くなっていることが見られます。その結果、神経や関節に制限をかけて、しびれや動きにくさを伴っています。
2,首が痛む症状
- 1,首を動かすと痛い
- 2,朝起きたら首が痛い
- 3シビレを伴う痛み
- 4,舌などの動かしにくさがある
2-1,首を動かすと痛い
首を動かすと痛い場合は、関節や筋肉の損傷や緊張を疑います。
筋肉が緊張するには、いくつかの理由があります。例えば、血行不良、栄養不足、脳からくる神経異常など、緊張と一言で言っても対処の仕方が異なってきます。
2-2,朝起きたら首が痛い
朝起きたときの首の痛みは、冷えや血行不良の場合が多いです。
観察すべきは、前日に何をしていたのかです。疲労があればコリなどを起こすことがあります。夜に冷えている場合は、冷えによるコリと緊張があります。
疲労の場合は、マッサージなどで解消されやすいです。特に、首背中にかけて硬くなっている場合が多いです。
冷えの場合は、温めることで解消されやすいです。シャワーでもいいですが、首筋から汗をかくような入浴や温熱療法などの方が有効です。
2-3シビレを伴う痛み
シビレを伴う場合は、脳の問題とそれ以外を区別します。
脳の問題であれば、脳神経の異常が見られます。意識の不鮮明、目の動き、めまい、耳鳴り、ろれつが回らないなど。
それ以外の問題であれば、首から指先まで伸びている神経のどこかで圧迫などの障害を受けています。
筋肉や関節の疲労や緊張でしびれや痛みが起こります。代表的なのが胸郭出口症候群というものです。
2-4,舌などの動かしにくさがある
舌が動かし肉、発生がおぼつかない場合、脳梗塞の既往があれば、脳神経外科へ受診しましょう。脳の異常がある場合も考えられます。
3,首が痛くなる原因
- 1,関節の問題
- 2,筋肉の問題
- 3,神経の問題
3-1,関節の問題
関節の問題に問題が起こるのは、首そのものと首周囲の鎖骨や肩甲骨の硬さです。
首の問題で有名なのが「頸椎ヘルニア(けいついへるにあ)」です。ヘルニアとは、「出っ張る」という意味です。首の骨と骨とのクッションとして椎間板(ついかんばん)があります。その椎間板が首の動かし方などによるストレスで出っ張り神経を圧迫します。
また、鎖骨や肩甲骨には、首につながる筋肉が付いています。これらの骨や関節の動きが固まってしまうと、筋肉を通じで首が硬くなります。固まった首は異常を感じて、痛みを引き起こします。
3-2,筋肉の問題
首の筋肉のは、血行不良や栄養不足で痛みが起こります。
首の筋肉は、細くて繊細です。そのため、さまざまな負担や刺激に対して敏感に反応します。
筋肉はマグネシウムとカルシウムの出入りによって伸び縮みしています。このバランスが崩れると、筋肉が硬くこわばって、痛みを感じるようになります。
3-3,神経の問題
首から出る神経が硬くなり、また、障害を受けると関節や筋肉がこわばり、痛みを感じます。
首は、背骨で頭を支え、その隙間から神経が伸びています。姿勢が崩れることで、関節や筋肉の負担がかかり、神経が障害されて痛みやしびれを感じます。
4,首が痛いときにすべき対処
- 1,病院への診断
- 2,温める
- 3,冷やす
- 4,マッサージ
4-1,病院への診断
首の痛み以外に、ろれつが回らない、震える、頭痛がするなどの所見があれば、脳神経外科を受診されてくださいませ。
脳梗塞などの問題でも首の緊張が起こります。原因が脳にあれば、専門の期間の受信が必要になります。
4-2,温める
首の痛みが結構不良や緊張の場合は、温めると緩和されます。
炎症が起きているときは、腫れやうずく症状が助長されますので、温めるのではなく、冷やすことを行います。
4-3,冷やす
首の痛みは、過度の緊張や炎症であれば冷やすことで解消されます。
安易に冷やすのではなく、炎症の初見があるかどうかを確認します。
発赤:赤い
熱感:熱がある
腫脹:腫れている
疼痛:痛い
機能障害:動きにくい
これらがあれば、炎症の兆候があります。冷やすことでこれらの症状も緩和されます。
4-4,マッサージ
首の筋肉の緊張が強いときには、マッサージをして緩めて感覚を戻すと解消できます。
マッサージでは、筋肉を揉み解すだけでなく、力んでいたという自覚を持つことができます。必要以上に力が入ると、体が硬くなり、筋肉も痛みやすくなります。
5,首を傷めないための予防法
- 1,筋肉の疲労をとる
- 2,神経の緊張を緩める
- 3,首に負担のかからない姿勢に整える
5-1,筋肉の疲労をとる
筋肉の血流を促し、コリをほぐすことで痛みにくくなります。
筋肉や関節は、血行循環がよいと、柔らかく動きます。硬い状態が続くと、感覚が鈍くなります。感覚が鈍くなることで、どこにどのくらい負担がかかったのかがわからなくなり、いつのまにか痛みでしか体のサインを受け取れなくなってしまいます。
5-2,神経の緊張を緩める
筋肉や関節は、神経を介して動いています。
神経が圧迫されると、緊張しやすく痛みも感じやすくなります。神経の障害により緊張すると筋肉は余計に硬くなり、痛みやしびれの症状は慢性化します。
筋肉の緊張が慢性化すると、筋肉はやせ衰えて硬くなります。血行不良になり、さらに痛みやすくなります。
このような悪循環を断ち切るために、神経の障害を取り除くことは必須です。5-3,首に負担のかからない姿勢に整える
猫背などの姿勢では、頭を支えるために首の筋肉が緊張します。
このような姿勢を改善しないと、コリや緊張を起こし続けてしまい、感覚が鈍感になっていきます。
首に負担を感じているときは、まだその状況を解消しようと体は働きます。しかい、感じなくなると、体はその状態で固定されてしまいます。慢性化した症状は、このような姿勢不良でも起こります。
姿勢改善が首への負担や痛みの予防につながります。
6,この記事のまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
首に痛みの原因は、筋肉や関節以外にも、栄養や脳の状態など首以外にも見られます。
痛いときに、マッサージや温めるだで解消できない場合は、このような別の部分の問題も疑ってみてくださいませ。もしかしたら、そのつらさは重篤な疾患のサインかもしれないです。
体を観察することで、なぜその症状が起きたのかがわかります。その答えがわかれば、適切な対処ができます。
是非とも、日ごろの姿勢や体の状態を観察して、首を痛みにくい生活を目指しましょう。