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五十肩の原因と対処法

2017年7月4日

肩をあげると辛い。それが40代なら四十肩、50代なら五十肩と言われがちです。しかし、その年代の人全てがなるわけではありません。40〜50代に共通して起こりやすい変化があるだけです。その理由がわかれば、痛みの改善方法や予防もできます。片方の肩を痛めた場合、反対のかたも痛めやすいのは、体の扱い方に問題があるからです。そのメカニズムをご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。

四十肩で腕が上がらなくなる理由とは?

四十肩は別名「フローズンショルダー」「凍結肩」と呼ばれています。その名の通り、固まって動かない状態です。その場合は、肩を動かしていない、冷えがある、循環が悪いなどの日頃の体の体質が反映されやすいです。関節が動くには、ある程度のゆとりが必要です。そのゆとりがなくなってしまうと、次第に動かせなくなってしまうのです。

四十肩になりやすい人の特徴

  1. 目線の高さよりも腕を上げない
  2. 冷え性がある
  3. 栄養素の偏りがある
  4. 肩を痛めたことがある

1,目線の高さよりも腕を上げない

腕を動かす機会が少ないと、筋肉がやせ衰えていきます。それだけでなく、体の扱い方のバランスも崩れてしまうのです。肩の関節は、大きく動かせる自由度が硬い関節です。その分だけ、しっかりと関節内で動くように安定させることも必要です。肩の関節はインナーマッスルという肩を安定させる筋肉があります。そのほかにも、肩を誘導する筋肉がいくつも共同運動をして動いています。例えばふくらはぎやお尻の筋肉も、腕をあげる時には使われています。この全身のバランスが崩れた時に、肩関節を外れて筋肉を痛めることがあります。これをインピンジメント(衝突)と言います。このインピンジメント以外にも関節の隙間が少なくなり、摩擦によって磨耗することでも肩の関節や筋肉は痛めます。

2,冷え性がある

肩周りの巡りが悪いと冷えや筋肉の強張りが起こります。これが続くと、筋肉は緩みにくくなり、固まってしまいます。例えば変に肩に力が入る、緩み切らないでつまりを引き起こすなどが生じます。このような場合は、温めることで解消できます。マッサージでは、痛みを伴うことが多いです。冷え固まった肩には温めて血液を注ぐことで緩んでいきます。

3,栄養素の偏りがある

四十肩の肩関節障害には、石灰沈着性の関節障害も含まれます。これは脱灰と行って、マクグネシウム不足などにより、カルシウムイオンが不足して起こります。栄養不足になると、筋肉の緊張が強くなります。それだけでなく、炎症が起きやすい部分に、不足したカルシウムを補うべく自文の骨が溶け出し田余剰分のカルシウムが沈着します。これも急に起こるのではなく、磨耗や炎症が起こる部分い起こりやすいです。膝や背骨、指の変形などにも同じようなことが見られます。このような場合は、炎症を沈静化させる、動かしかたを改善する、栄養素の偏りを改善するなどの取り組みも必要になります。

4,肩を痛めたことがある

競技をしたり、一度肩を痛めたところは四十肩や五十肩になりやすいです。肩の動きに無理がある、肩関節周囲が固まりやすい、緊張しやすいなどの要因があります。その場合は、肩の動かしかたの修正や疲労を蓄積させないなどのケアが必要になります。痛める前に痛み以外の体の変化を読み解くことが必要になります。

四十肩になった時にすべきこと

まずは、炎症を抑えます。炎症が強い時には、温めると疼きます。冷やして沈静化させます。また、血液の巡りが悪くなると疼きます。特に寝ている時に出やすいです。その場合は、肩の下に枕を作り高くして寝ることで解消できます。夜に疼く時は、冷やすよりも温めることが優先です。心地よい方法を選択されると良いです。

四十肩の治しかた

  1. 痛みの軽減
  2. 可動域の確保
  3. 動かしかたの修正

1,痛みの軽減

疼く時は冷やします。夜間痛む時は、巡りをよくします。また、肩の力を解消するために、肩の下に枕を敷いて高くします。または、血流を促すために、温めるのも有効です。オススメはホットパックやペットボトルマッサージです。

ペットボトルマッサージ

 

ホットマッサージ

 

2,可動域の確保

痛みは関節の隙間が少ないことで起こりやすいです。はじめは動く範囲を確保することから始めていきます。有名なのは、振り子運動や棒体操、などが有名です。いずれも、自分の力でなく、ものや姿勢を変えることで、肩関節の隙間を作ることを目的とします。関節の可動域は、隙間ができることで確保できます。それができると、夜間痛なども治っていきます。

3,動かしかたの修正

体は痛みを生じると、その痛みを避けるように体を動かします。例えば、首を傾けたり、肩をすくめたりします。このような動きが繰り返されることで、本来使うべき筋肉をうまく使えなくなってしまいます。多くの場合は、肩そのものの筋肉を使いやすいです。それが起こることで、肩の関節と筋肉が衝突して、インピンジメントを引き起こします。ポイントは、背中やあばら周りの筋肉を動かすことです。猫背などの姿勢不良もこの筋肉の使い方のアンバランスを引き越します。普段の姿勢を見直すことも必要になってきます。

四十肩を予防する方法

四十肩や五十肩は、普段お体の使い方や生活の習慣が大きく影響します。例えば、食事から摂取する栄養素であっても該当します。オススメはラジオ体操です。上半身の動きが大きく、バランスよく体を動かします。また、普段から多くする姿勢の反対の動きを取り入れるのも有効です。そうすることで、くせによる体の固まることを解消できます。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

四十肩、五十肩と言っても急になるものではありません。日頃の体にかかる負担や体質が土台となっていることが多いです。四十肩や五十肩はそんな習慣の積み重ねによって、なるべくしてなっている生活習慣障害といっても過言ではありません。冷えやコリは感じた時に解消しましょう。そうすることで年単位で悩むこともなくなっていきます。思い立った時が吉です。是非とも体の不調を調べて、今すぐできることから試されて見てくださいませ。皆様のお役に立てれば幸いです。

 

 


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