- サッカーでボールを蹴ると痛む
- 階段を降りる時に、力が入らない
症例1サッカーでボールを蹴ると痛む 20代 女性
主訴
右足の股関節が痛い
→支持足の不安定による過度な負担。
左足のすっぽ抜ける感じ
→繰り返す亜足の不安定による骨のズレ
ということでした
セルフケアでは
<呼吸のケア>
お腹と内臓の手当て
あばらを押してグリグリ骨をマッサージ
<足のケア>
足指を動かす、足首を動かす
段差につま先を出してスクワット(お尻を触りながら)
仰向けでかかとと、肩で支持して背中を浮かす
テニスボールをかかとで踏んで、かかとで踏みしめる足踏み
などされてくださいませ
できたかどうかのチェックは
あばらがよく動く
ヒールを履いても指が開く
キックしても外側にブレない
など観察されてくださいませ
変化の兆しは
骨の痛みが減る
お腹が柔らかくなる
呼吸をしている時に、背中も動く
など起こります
考察・解説
足の振り出しは、軸足の向きに影響を受けます。また、軸足の指がギュッと握っていつと、左右にぐらついてしまい、不安定になります。今回は、足指の踏ん張りによって足がぶれて、過度な負担がかかったケースでした。
症例2 階段を降りる時に、力が入らない 50代 女性
主訴
左膝がかくっと抜ける
→鵞足炎による脱力
という状態でした。
セルフケアでは
内臓のケアは継続
膝の内側下のゴリゴリするところをマッサージ
などされてくださいませ
できたかどうかのチェックは
ごりごりが薄くなる
など観察されてくださいませ
変化の兆し
足が軽くなる
などがあります
考察・解説
整形外科テストで前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)の損傷は除外できた。それでも、このような訴えがある場合は、膝周囲の筋肉の炎症を疑います。炎症があると、力が入る瞬間に痛みを感じて、力が入りにくくなります。今回は鵞足部(がそくぶ)における炎症でした。ガニ股などをするとよく使われる筋肉が付いている付着部(ふちゃくぶ)です。そのような場合は、鵞足部につく筋肉を緩めることで改善できます。今回はそのようなケースでした