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ミニバスの練習でしゃがむと膝が痛い

主訴と経過

左膝が11月より痛む

室内でスタートする時に痛む
屈伸で痛む
ということでした

体の観察

右の骨盤が高くなって固まっている
背骨が固い
左のお尻に負担が下界r、ふくらはぎのコリを起こしている
内ももをうまく使えていない
という状態でした

セルフケアの内容

お尻のケアでお尻の位置や形を整える
股関節を緩めるめて骨盤の傾きを作る
内ももを使って歩く意識をもつ
内腿のケアをして内腿を使えるようにする
椅子の立ち方を修正して内腿を使えるようにする
うちもものエクササイズでももの前や外側に負担がかからないようにする
仰向けで足を頭の上にも値上げて呼吸して、背骨を柔らかくする
などされてくださいませ

できたかどうかのチェック項目

前ももの硬さが緩くなる
しゃがんだ時の痛みが減る
など観察されてくださいませ

変化の兆し

しゃがんだ時の痛みが減る
などあります

この記事のまとめ

オスグットと思っていた痛みは、膝の靭帯に負担がかかるもので、成長痛とは似通った症状でした。このまま放置してしまうとオスグットへ発展しかねないので、早期に発見できてよかったケースです。

初回の施術で10あった痛みが1までに軽減しました。


 

足裏の痛み 症例3

症例3

主訴と経過

左足の外側が歩いていると痛い

かかとの後ろがつくと痛い
軽い捻挫をしたように不安定
ということでした

体を見てみると

腓骨筋と言われる筋肉への負担がある
かかと(アキレス腱)への負担がある
内ももやお尻wううまく使えていない
という状態でした

セルフケアでは

内ももを使って歩く
壁に背中をつけて、かかとが離れないよに爪先立ち
くるぶしを包むようにU字はる
小指の付け根の下に、足幅にテープを開いて、MXAで引き延ばして、足をのせる。あとは貼り付けるのみ
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは

歩いているよきにうち身重が使える
お尻を触れると動く
など観察されてくださいませ

変化の兆しは

朝一番お足つく痛みの頻度が減る
外くるぶしのゴリゴリ右と差がなくなる
グーパーがしやすくなる
などあります

 

足裏の痛み症例2

足裏の症例2

主訴と経過

左右にモヤモヤする感じがする
1年前にすべり症(L4-5) のOPをしてから違和感を感じる
3週間経過した時に、歩くと痛みが出てきた
ということでした

体を見てみると

足指を動かすことがうまくできていない。
足裏にむくみがある
背骨の胸椎(胸の高さの骨)が固い
足を上げる時につま先を固めてあげている
という状態でした

セルフケアでは

テニスボールを踏んでグーパーの運動をする
指を使って歩行
足裏のテーピング
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは

地面に足をついた時のフワフワ感が減る
歩いた時に安定して歩ける
など観察されてくださいませ

変化の兆しは

テープを貼らなくてもゆびんグーパーができる
などあります

 

足底筋膜炎の症例1

足底腱膜炎 症例1

主訴と経過

2月初めに左の足裏が痛くなった
レントゲンで骨棘があった
インソールを入れて歩く分には、痛みを感じないが、翌日に痛む。
帰宅してインソールなしの状態だと痛い。
ということでした

体を見てみると

左足の指がうまく使えていない(動く範囲や力が弱い)
足踏みすると右の腰がぶれる
右の骨盤が高くなった固まっている
骨盤の影響で左肩も力が入れにくい
という状態でした

セルフケアでは

<お尻のストレッチ>
お尻のケア
テニスボールを足裏で潰しながらグーパー
アーチをつくる
指を動かせる
体の歪み対策
・右足はくるぶしを包むようにU時に張る
足裏テープ
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは

グーパーがしやすい
ももが挙げやすい
など観察されてくださいませ

 

腰の痛み(症例2)

  1. 1.症例8 階段を上ると激痛が走る腰痛 40台 男性
  2. 2.症例9 ハードルの抜き足で腰を痛める 20代 男性

 

症例9  階段を上ると激痛が走る腰痛 40台 男性

階段を上ると激痛が走る腰痛 

主訴

首が辛い時があった

→目の疲労や負担で首が硬くなる
左の人差し指がものを持ち上げると痛んだ
→胸周りの緊張で神経が圧迫されて感じていた可能性がある
腰にビリビリしびれる。階段を登るのが辛い
→足指で地面を踏みしめている
ということでした

セルフケアでは

右側はお尻のストレッチ
・足指をぐるぐる回す
・足指をまっすぐ伸ばす
・足首をぐるぐるまわす
・足指を広げる
・足の甲をほぐす
ペットボトルマッサージ
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは

首の振り向きやすさ
腰への違和感
階段の上りの痛み
など観察されてくださいませ

変化の兆しは

股関節が柔らかくなる
など起こります

考察・解説

足の使い方や股関節の硬さは、腰への負担を増大させます。腰に痛みがあっても、腰に負担をかけることは別にあることが多いです。その場合は、腰以外から体を変化させます。痛みのある腰そのものへマッサージなどすると、返って刺激が過剰になり、痛みが強くなることもあります。今回は特に足指や股関節の問題で腰を痛めていたケースでした。

 

2症例9 ハードルの抜き足で腰を痛める 20代 男性

ハードルの抜き足で腰を痛める

主訴

左腰が痛い(前にかがんで右にねじると)
ソファーに座るとじわじわ
ということでした

体を見てみると

股関節が硬い
背中をうまく使えていない
腰方形筋の緊張が強い
という状態でした

セルフケアでは

<股関節まわりのケア>
お尻周りのストレッチ
内腿を前後に動かして伸び縮みさせる
<背中を使う>
タオルを使ってプルダウン
〃で足踏み
つま先を段差から出してスクワット
タオルをはり、前に出したまま捻る

できたかどうかのチェックは

しゃがめる
腰や股関節のサポートなしでも動ける
腿上げがらく
など観察されてくださいませ

変化の兆しは

痛みの程度が減る
動ける姿勢が増える
別の動作の痛みに気づく
などあります

考察・解説

腰の痛みから3ヶ月異常経過しています。痛みは10から2程度まで落ち着いています。この場合は、体の緊張や悪い癖が残っていると判断します。体の痛みを誘発させたり、軽減できる動きを探ることで、慢性化した痛みを解消することができます。今回は、背中の緊張と股関節の硬さが問題でした。体を支える、背中の筋肉を刺激したのちに、股関節を緩めることで、痛みが軽減しました。今回はこのようなケースでした。

 

足の痛み (症例1)

  1. サッカーでボールを蹴ると痛む
  2. 階段を降りる時に、力が入らない

症例1サッカーでボールを蹴ると痛む 20代 女性

サッカーでボールを蹴ると痛む

主訴

右足の股関節が痛い

→支持足の不安定による過度な負担。
左足のすっぽ抜ける感じ
→繰り返す亜足の不安定による骨のズレ
ということでした

セルフケアでは

<呼吸のケア>
お腹と内臓の手当て
あばらを押してグリグリ骨をマッサージ
<足のケア>
足指を動かす、足首を動かす
段差につま先を出してスクワット(お尻を触りながら)
仰向けでかかとと、肩で支持して背中を浮かす
テニスボールをかかとで踏んで、かかとで踏みしめる足踏み
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは

あばらがよく動く
ヒールを履いても指が開く
キックしても外側にブレない
など観察されてくださいませ

変化の兆しは

骨の痛みが減る
お腹が柔らかくなる
呼吸をしている時に、背中も動く
など起こります

考察・解説

足の振り出しは、軸足の向きに影響を受けます。また、軸足の指がギュッと握っていつと、左右にぐらついてしまい、不安定になります。今回は、足指の踏ん張りによって足がぶれて、過度な負担がかかったケースでした。

症例2 階段を降りる時に、力が入らない 50代 女性

階段を降りる時に、力が入らない

主訴

左膝がかくっと抜ける

→鵞足炎による脱力

という状態でした。

セルフケアでは

内臓のケアは継続
膝の内側下のゴリゴリするところをマッサージ
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは

ごりごりが薄くなる
など観察されてくださいませ

変化の兆し

足が軽くなる
などがあります

考察・解説

整形外科テストで前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)の損傷は除外できた。それでも、このような訴えがある場合は、膝周囲の筋肉の炎症を疑います。炎症があると、力が入る瞬間に痛みを感じて、力が入りにくくなります。今回は鵞足部(がそくぶ)における炎症でした。ガニ股などをするとよく使われる筋肉が付いている付着部(ふちゃくぶ)です。そのような場合は、鵞足部につく筋肉を緩めることで改善できます。今回はそのようなケースでした

 

野球で痛めた肩の痛み(症例2)

  1. 症例1 キャッチボールで肩を引くと痛い 10代 男性

 

症例1 キャッチボールで肩を引くと痛い 10代 男性

キャッチボールで肩を引くと痛い 

主訴

キャッチボールで肩を引くと痛い
ということでした。

セルフケア

<胸の筋肉を緩める>
ペットボトルマッサージ
お尻のストレッチ
肩甲骨体操
など観察されてくださいませ

変化の兆し

肩の痛みが減る
腕が長くなる
肩が伸びる
などがあります

 

マラソンランナーのためのすねに有効なストレッチ

こんにちは。姿勢を良くすることで怪我のしにくいベストな体を作れる英気整体院の阿部です。

マラソンのシーズンが近づいてきました。この時期に入ると、体の疲労が蓄積しやすくなります。そのためには、日頃の疲労をいかにして抜く必要があります。その方法の1つにストレッチがあります。今回は、マラソンランナーに有効なストレッチをご紹介いたします。

 

1.マラソンで疲労が溜まりやすいのはすね

すねには、足を支える筋肉は多く付着しています。例えば、足裏の後脛骨筋(こうけいこつきん)。他にも母子球(ぼしきゅう)の筋肉など走ることや体を支えるのに使われる筋肉が多くあります。

これらの筋肉は足を使うマラソンなどではよく疲労が溜まりやすい部分です。しかし、同じように走っていても、シンスプリントのようなスポーツ障害になる人とそうでない人とに分かれます。その違いはなんでしょうか?実は、体の扱い方などに影響を受けています。そんな体にどんなことが負担になるのかについてご説明させていただきます。

 

2.マラソンですねに痛みが出る原因

  1. 1.つま先重心すぎる
  2. 2.かかとが不安定
  3. 3.地面を噛んで走っている

 

2-1.つま先重心すぎる

つま先に体重が乗りすぎると、指の筋肉が常に緊張します。この緊張によって、すねへの負担が大きくなります。

 

2-2.かかとが不安定

マラソンを走るときには、かかとから地面に接地する場面も出てきます。かかとは、足裏の中でも球状に近い形をしています。そのため、不安定になると、かかとが地面につくたびにグラグラ動いて、筋肉への負担が増大します。

かかとには、指の筋肉やふくらはぎの筋肉が付着しています。42。195kmでなん万歩もこのストレスを繰り返すと、慢性的な炎症が起こります。

 

2-3.地面を噛んで走っている

地面を蹴って走ることがあります。ストライドを伸ばそうと、つい母子球で地面を蹴ってしまいます。

しかし、繰り返し地面をけることで、この母子球へストレスが蓄積していきます。その結果、付着しているすねに痛みを伴う場合があります。

 

3.マラソンで有効なすねのストレッチ

  1. 指を緩めるストレッチ
  2. 足裏をべったりつけるストレッチ
  3. 足首を緩めるストレッチ

3-1.指を緩めるストレッチ

<動画>

3-2.足裏をべったりつけるストレッチ

<動画>

3-3.足首を緩めるストレッチ

<どうが>

4.この記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

ストレッチは、疲労の蓄積を取り除くだけではありません。普段から定期的に行うことで、どの程度疲労しているかの目安にもなります。気がつかないうちに溜まる負担の蓄積が炎症を引き起こします。疲労を取り除くことに加えて、疲労しにくい体づくりも並行して行ってみてくださいませ。そうすることで、今持っているベストを尽くすことができます。ぜひ、ご参考くださいませ。

 


 

肩の痛み(症例1)

  1. 症例1 週末になると疼く肩の痛み 40代 男性
  2. 症例2 転んだ後に動かすと痛む型の後遺症 50代 女性
  3. 症例3 寒くなると肩が痛くなる 50代 女性
  4. 症例4 パソコン作業をすると15分くらいで肩がこる 50代 女性

 

症例1 週末になると疼く肩の痛み 40代 男性

週末になると疼く肩の痛み

主訴

週の後半になると動きが悪くなる

・胸、あばら、お尻周り
ということでした。

セルフケア

お尻周りのストレッチ
腿の外側のストレッチ
つま先を伸ばして背中を浮かせる
胸〜肩上を叩く
など観察されてくださいませ

できたかどうかのチェック

台に足を乗せて確認
かかとをつけて内腿を閉めて確認
胸をよせてかくにん
など観察されてくださいませ

変化の兆し

かかとを浮かせたり、足の組が減る
などがあります

 

症例2 転んだ後に動かすと痛む型の後遺症 50代 女性

転んで打ちつけた部分が痛い

主訴:転んで右肩を打撲した

動かすと痛い
→巻き肩になって、緊張が強い
ということでした。

セルフケアでは

ペットボトルマッサージ
ホッカイロを貼り巡りを良くする
などされてくださいませ

できたかどうかのチェック

腕の動きやすさ
筋肉が柔らかくなる
など観察されてくださいませ

変化の兆し

動かしても痛みがなくなる
などがあります

 

症例3 寒くなると肩が痛くなる 50代 女性

肩をあげると痛む

主訴 寒い時に肩を動かすと痛い

肩を動かすと痛みが出る
→循環の問題
ということでした。

 施術内容

セルフケアでは

 内臓の手当て
 などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは

肩を動かして、動かしやすいか
耳の痛み
など観察されてくださいませ

変化の兆し

息切れななくなる
胸の痛みが減る
などがあります

 

症例4 パソコン作業をすると15分くらいで肩がこる 50代 女性

パソコン作業をすると15分くらいで肩がこる

主訴

パソコン作業をしていると肩がこる
ということでした

施術内容

体を見てみると
パソコン作業で腕で体を支えている
気がつかない力みがある
という状態でした
セルフケアでは
お腹の手当て(コリを緩めて巡りを良くする)
骨まで触れるようにマッサージする
肘が机よりも下がるような姿勢をとる
できたかどうかのチェックは
腕の筋肉が柔らかくなる
骨まで触れるか
など観察されてくださいませ
変化の兆しは
しびれが緩和される
などあります

考察・解説

パソコン作業をするときに、腕を机に置くことはないでしょうか?机に触れている部分には力が加わっていることを感じられます。しかし、胸や腕へ力が入っていることに気づけないことが多いです。
もしかそのような状態が続けば、神経や血管が圧迫されてしびれや冷えが起こります。正座をして足がしびれている状態と同じです。ですので、デスクへ乗せている腕を引くだけで、15分で辛かったコリも解消されていきます。
ほんの少しの負担でも、時間とともに蓄積してしびれなどを起こしてしまいます。
今回はそのような事例でした。

 

オスグットのリハビリ

オスグットとは、成長痛(せいちょうつう)の1つです。中学〜高校生の男の子に読みくられるものです。正式名称はオスグットシュラッター氏病です。オスグットが成長痛と呼ばれるのは、成長期に発症しやすいこと、発育の速度が痛みを誘発(ゆうはつ)する要因と言われているからです。では、このオスグットは成長が止まらなければ、治すことはできないのでしょうか?もっと早く治すことができないのか?そのように疑問を持たれる方もおられると思います。そんな疑問にお答えすべく、記事にまとめさせていただきました。

<目次>

  1. 1.オスグットは成長痛の1つ
  2. 2.一般的なオスグットの治療法
  3. 3.当院のオスグットに対する取り組み
  4. 4.痛みを緩和させる成長期の過ごし方
  5. 5.オスグットから早期復帰するためのリハビリ
  6. 6.オスグットと言われた時に注意すべきこと
  7. 7.今回の記事のまとめ

 

1.オスグットは成長痛の1つ

オスグットとは、骨の成長に伴い、筋肉が骨の伸び追いつかずに脛(すね)の骨が剥離(はくり)してしまう病気です。一般的にはレントゲンをとり、成長軟骨(せいちょうなんこつ)の状態を見ます。また、レントゲンでは、骨腫瘍(こつしゅよう)のような病態(びょうたい)でないことを確認します。そのほかにも、見た目では、膝の下、脛の骨にボコッと膨らんだ固い突起が伺えます。このような所見(しょけん)から、オスグットの診断(しんだん)がされます。

オスグットを始めとする成長痛と呼ばれる症状は、膝(ひざ)に限らず体にはいくつか見られます。例えば、かかとに見られるシーバー病、あばらの軟骨の痛みなど負担のかかる部分によって呼び名や部位が異なります。成長痛とは、成長期にある発育による体の変化と、体にかかる負担の両方が重なって体に症状として現れるものです。この成長痛は、上記の2つの要素が重なったものの総称とも言えます。ですので、発育時の健康管理と、体への負担のかかり方の両面でケアをする必要があるのです。

それでは、オスグットと診断された後は、どんな治療がされるのでしょうか。それらについて解説していきます。

2.一般的なオスグットへの対処

  1. 1.オスグットバンドで痛みを軽減
  2. 2.超音波で痛みを緩和(かんわ)する
  3. 3.マッサージで筋肉を柔らかくする
  4. 4.ストレッチの指導により柔軟性(じゅうなんせい)を高める

一般的には、膝が痛い時には整形外科へ通院するのが通例です。レントゲンを撮り、膝の病態を把握します。そこで、オスグットと診断がされた後は、痛みの緩和リハビリが開始されます。上記にあるのは、痛みの緩和が中心です。それに加えてマッサージやストレッチは、膝にかかる負担の軽減です。それぞれについて解説をしていきます。

オスグットの一般的なケア

2-1.オスグットバンド

オスグットバンドは、太ももにバンドを巻きつけて、脛に付着(ふちゃく)する靭帯(じんたい)にかかる牽引力(けんいんりょく)を軽減(けいげん)します。痛みの緩和が見られますが、負担そのものの発生への対処も必要になります。痛みが出る前の予防競技中のストレス緩和には有効です。

注意事項は、バンドをはめている時は、痛みを感じにくくなるため、太ももの筋肉が硬くなりすぎることが起こります。バンドで痛みを軽減することに加えて、痛みが起こりにくくなる対処も必要です。さらには、長時間つけていると肌荒れを起こすことがあります。本当に必要な時に一時的に使用することが望ましいです。

 

2-2.超音波による痛みの緩和

超音波には疼痛緩和の効果があります。痛みが強い場合には、継続して超音波を当てることで痛みの緩和や治癒を促すことができます。アイシングと併用することで炎症の鎮痛効果を促すことができます。超音波には周波数を変えることで、効果が異なります。オスグットで痛みが出ている場合は、周波数を変えて行うことで骨の成長促進や痛みの緩和の効果を期待できます。

http://www.medical.itolator.co.jp/product/ust-770/

周波数の設定
深部治療・・・1MHz(1秒間に100万回のミクロマッサージ効果)例:骨など 
浅部治療・・・3MHz(1秒間に300万回のミクロマッサージ効果)例:筋肉など
*ミクロマッサージ効果:非常に細かい振動
出力の設定 
温熱・・・100%(連続波、連続発振)、1~1.5w      
→炎症や脹れが退いた慢性期に用いる。      
*音波痛が出た場合は、出力を下げる。 
効果      
・腱、靭帯、筋膜、筋、関節包などに温熱効果が得られる。      
・循環の促進、痛みの軽減などがあります。

非温熱・・・5~50%(パルス波、間欠発振)、0.5~1w       
→炎症や脹れがまだある急性期に用いる。       
*出力が高くなるにつれて温熱効果となる。 
効果       
・骨折、骨端症(シーバー病、オスグット病など)の癒合期間の短縮や骨棘の吸収。

 

2-3.太もものマッサージ

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)と呼ばれる筋肉は、太ももの筋肉のことです。この大腿四頭筋は、膝のお皿を通過して膝蓋靭帯(しつがいじんたい)となり脛の骨に付着します。この大腿四頭筋が硬くなることで、靭帯に加わる牽引力が増して、オスグットの症状を助長します。ですので、太ももを柔らかくすることが、痛みの緩和につながります。

オスグットの時のマッサージ

3.当院のオスグットに対する取り組み

オスグットの痛みは、急に起こるものではありません。発育に伴い、疲労の蓄積膝にかかる負担の増大が重なり起こるものです。そのような背景から、痛みの緩和だけでなく、痛みそのものを起こさないようにするリハビリやケアが必要です。当院ではそのような方法までもご提案させていただいております。

 

3-1.膝にかかる負担は骨盤の傾きを変える

膝が痛い時には、膝以外の体のアンバランスを整えます。例えば、骨盤の傾きがあります。骨盤には、太ももの筋肉がついています。骨盤の前側に太ももの筋肉がついているので、骨盤が後ろに傾くことで、太ももの筋肉が伸ばされて硬くなったしまいます。このようなことから、骨盤の傾きが後ろに強いことで、膝に負担がかかります。その場合は、膝だけでなく骨盤の後ろに傾いてしまった歪みなども調節します。そうすることで、膝そのものにかかる負担は軽減していきます。

 

オスグットと骨盤の傾き

3-2.背中を使って膝にかかる負担を減らす

猫背になると膝に負担がかかります。膝の関節の負担がかかることで、オスグットの症状は悪化します。なぜ、猫背になると膝に負担がかかるのでしょうか?それは、膝以外の関節が固いことで、膝そのものにかかる負担が多くなります。顎が上がり、背中が丸くなる、胸がすぼみ、膝が曲がりがに股になります。このような姿勢が続くことで、体の1部分に負担がかかりやすくなります。

3-3.股関節を柔らかくして体を扱う

ももの硬さは、股関節や神経の影響も受けます。お尻が固いことで坐骨神経を介してハムストリングスが硬くなります。そのため膝に屈曲ストレスが加わります。また、体が丸くなったままだと、足の付け根が硬くなります。その足の付け根には大腿神経と言う神経が通っています。膝は、このような神経の圧迫で筋肉が緊張して、痛みがお起こる場合もあります。

4.痛みを緩和させる成長痛の過ごし方

マッサージやストレッチ以外にも体に影響する要素は多くあります。日頃の過ごし方が、体の回復を早くしたり、遅くしたりします。痛みを取るだけでなく、痛みにくい体にすることもオスグットの治療には必要です。その中で大きく影響するのが3つあります。1つは睡眠、2つ目は疲労回復、3つ目は栄養補給です。筋肉だけ柔らかくしてもなかなか変化が見られない場合は、これらの要素も影響していることが多いです。

 

4-1.睡眠が体を回復させる

体は寝ている時に作られます。ストレッチやマッサージ以外にも、睡眠不足は回復を遅くさせます。筋トレは筋肉を壊す行為です。その筋肉は寝ている時に、成長ホルモンに促されて回復しています。ですので、十分な時間と質の良い睡眠が体の回復には必要になります。

オスグットは睡眠も大切

4-2.体の巡りを良くして痛みを

体の柔軟性は循環の影響を受けます。例えば、毎日きちんと入浴をしているかもその1つです。お風呂に入ることで体の疲労回復につながります。シャワーだけでは、体の汚れは落ちますが、筋肉の疲労は取りきれません。入浴することで、水圧のマッサージ、体のめぐりが良くなり、発汗をすることで代謝が促されます。シャワーでは表面的な暖かさしか体には伝わりません。入浴することで、体の回復だけでなく、柔軟性も変わります。

オスグットはシャワーよりも入浴が良い

 

4-3.栄養不足が筋肉を硬くさせる

栄養不足で筋肉が硬くなることがあります。例えばマグネシウム不足になると、筋肉は緩みにくくなります。このような栄養状態のアンバランスが回復を遅らせることもあります。マグネシウムが不足すると、足のけいれんや手足の冷え性などの緊張が抜けない症状がみられます。

筋肉を作る材料だけでなく、筋力をコントロールするミネラルやビタミンなども成長や活動に必要なだけ摂取することが望ましいです。

オスグットと栄養バランス

5.オスグットから早期復帰するためのリハビリ

オスグットは、成長期によく見られる症状の1つです。だからと言って、成長が止まるまで痛みを我慢しなくてはならないわけではありません。

 

5-1当院が考える膝の原因

膝にかかる負担とは、3つあります。

  1. 1.膝で体を支える
  2. 2.膝を曲げすぎてしまう
  3. 3.膝が固まってしまう

この3つの要素で膝にかかる負担が大きくなります。

 

5-1-1.膝で体を支えてしまう

猫背になると重心は前側になります。その結果、つま先や膝に体重が乗りやすくなります。猫背で特徴的なのは、背骨が固まってしまうことです。背中が固まってしまうことで、動かせる関節や体重を支えている関節に頼ってしまいます。

 

5-1-2.膝を曲げすぎてしまう

猫背になると姿勢は全体的に丸くなります。爪先立ちになり膝が曲がり顎が上がる姿勢になります。このような姿勢になると、常に膝が曲がった状態になります。膝が曲がったままですと、膝で体を支えようとします。

 

5-1-3.膝を固めてしまう

痛みや緊張があると関節を固める癖がつきます。このくせは、猫背によって姿勢が固まることでも起こります。そのような状態ですと、常に膝蓋靭帯や脛骨粗面(けいこつそめん)に常に負担がかかり続けます。このような状態が続くことで、脛骨粗面から脛の靭帯が剥離してしまいます。

 

5-2.当院で行うリハビリ

 

5-2-1.膝にかかる負担を減らす骨盤体操のリハビリ

骨盤は太ももが付着しています。そのため、膝そのものの動かし方の前に、骨盤の傾きを整えます。具体的には、後ろに傾いている癖を無くします。この後ろに傾く癖は、椅子にお座り方や猫背などの影響を受けて作られることもあります。

5-2-2.関節を柔らかくするリハビリ

膝は痛みがあると、力が抜けるかより一層固めるかの2つに分かれます。

膝が抜けてしまうのは、力だ入れるといざが痛くなるので、その痛みに対する反応です。もう1つの固めてしまうのは、痛みを堪える反応です。

例えば、椅子の立ち上がりで、膝に負担がかかることがあります。その場合は、大腿四頭筋以外を使って立ち上がることで痛みの軽減ができます。

5-2-3.膝にかかる負担を減らす内腿の使い方

猫背やガニ股の場合は、大腿四頭筋を使いやすい姿勢です。普段からこの大腿四頭筋ばかり使っていると、疲労が蓄積してしまいます。また、モモ裏のハムストリングスや内腿の筋肉をうまく使えなくなります。そのような体の使い方のアンバランスを整えるのがこのエクササイズです。

 

6.オスグットと言われた時に注意すべきこと

オスグットと呼ばれたら、3つのことを気をつけましょう。まずは、膝そのものにかかる負担を減らします。次に、姿勢を正します。猫背などであれば、膝へ関節的に負担がかかります。最後の3つは

 

7.この記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

膝の痛みは、膝そのものだけの問題ではないです。成長期には特に、体の変化と体にかかる負担の両方が影響していきます。日頃の姿勢や生活の仕方がより顕著に出る時期でもあります。そのような背景もあり、膝だけでなく、生活の仕方からケアにかけて対処することで、痛みが起こりにくくできます。是非とも、この記事をご活用くださいませ。


 

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