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走った後にしゃがむと膝が痛い時に見るべき3つのポイント

走った後にしゃがむと膝に痛みを感じる場合には要注意です。その痛みの原因は膝にないかもしれません。マラソンなど硬い路面を走った場合以外にも、慢性的な疲労が蓄積している場合には膝を痛めやすいです。問題なのは、痛みを感じた時に、かばうように体を動かすため腰痛や坐骨神経痛など二次的な負担が起こることも多いのです。正しいケアと対処をすることで、早期復帰が望めます。何が原因で痛めたかを知るには3つのことを観察します。1つ目は、痛みを感じる部分です。2つ目は、痛みを感じる動きです。そして3つ目は、どんな環境で運動をしていたのか?です。この3つを観察することで、体にどんな負担がかかっていたのかがわかります。

 

1,走った後に膝のどの部分が痛むのか?

走った後に痛みを感じた場合、膝のどの部分に痛みを感じるかを観察します。その部分にどんな組織があるかが変われば、何が起きているかがわかります。筋肉の損傷や炎症のことが多いです。しかし、場合によっては、靭帯を痛めて腫れることもあります。その部分がどうなっているかを詳細に確認することで、適切な処置を施すことができます。

1-1,膝の前側が痛い

膝の前が痛い時は、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の負担を疑います。そして次になぜ、その部分が痛めたのかを考えます。一番初めに考えるのは筋力不足です。走るのに十分な筋力がない場合、筋肉痛のような痛みを感じます。次に、走り方を考えます。前ももはブレーキをかける筋肉です。走る時にブレーキをかけている時にはこの筋肉の負担がかかります。体重移動胃がうまくいかない場合には、このようなブレーキをかけて負担を強いることがあります。

 

1-2,膝の外側が痛い

膝の外側の痛みは、体のアンバランスがあると起こりやすいです。具体的な症状は、腸脛靭帯炎のことが多いです。別名は「ランナー膝」とも呼ばれるスポーツ障害です。この原因は体の左右に振れるブレによって起こりやすいです。骨盤が左右に触れてしまい、お尻や股関節の筋肉が硬くなり、膝の外側で腸脛靭帯が摩擦で炎症を起こします。慢性疲労の時にもこのような症状は起こりやすいです。

 

1-3,膝の内側が痛い

膝の内側が痛い時には、鵞足炎をまず疑います。体重をかけたり、膝を曲げると痛みを感じやすいです。内腿やハムストリングスへの負担がかかっている時に起こりやすいです。鵞足とは、薄筋、半腱様筋、縫工筋という3つの筋肉がガチョウの足のように合わさり膝の内側に付着していることから呼ばれています。これらの筋肉への負担で炎症が起こると痛みを感じます。、他にも接地の仕方で膝が内側に入る、内股などの場合にもこの鵞足へ負担がかかりやすいです。

 

1-4,膝の裏が痛い

膝裏が痛い場合には、2つのことを考えます。1つは膝裏に筋肉である、ハムストリングスやふくらはぎへの負担です。2つ目は、膝の中への違和感です。ハムストリングスやふくらはぎの負担は、地面を蹴ってしまう走りや坐骨神経の圧迫でも起こりやすいです。また、膝の中の場合は、半月板や膝下筋など膝をひねる動きによる負担を考えます。地面への接地の不安定性も影響してきます。

 

2,どんな動きをして痛みを感じるか?

痛みを感じる部分は、筋肉や軟部組織の負担を観察できます。それぞれの組織には動き方や役割があります。これらの組織には体の動かし方の違いによって負担のかかり方が異なります。癖やアンバランスがあると、炎症が起こります。動くと痛みを感じる場合に、どんな動きをすれば、再現できるかによって、痛めた原因が特定できます。

 

2-1,歩くと痛い

 

歩くと痛い場合には、3つの歩き方を分析します。1つはかかとが着くとき。2つ目は土踏まずがついて体重が乗ったとき。3つ目は、つま先が離れるときです。

2-1-1,かかとがつくと痛い

かかとが地面につく時に痛い場合は、体重乗せ方に問題があります。多くの場合は、かかとがついた時に、腰が左右にぶれていることが多いです。このブレを繰り返すと、股関節が硬くなります。股関節の硬さは腸脛靭帯炎の原因にもなります。

 

2-1-2,体重が乗ると痛い

体重が乗る時に痛みを感じる場合は、体を支える筋肉のアンバランスが伺えます。具体的には、うちももうやお尻の後ろ側をあまり使えていないことが多いです。がに股やO脚の場合によく見られます。

 

2-1-3,つま先が離れる時に痛い

つま先が離れる時に痛みを感じる場合は、親指への体重移動が上手くいっていません。その結果、体が外側に倒れるように流れています。ストライドが伸びない、脚が間延びする傾向の方にもよく見られます。または、地面を蹴ってしまう場合にも同じようなことが起こります。

歩くと膝が痛い時は、体重移動に問題がある

2-2,立ち上がると痛い

椅子などから立ち上がる時に痛みを感じるとには、前ももへの負担を考えます。立ち上がる時には、多くの場合、大腿四頭筋と呼ばれる前ももの筋肉を使います。ランニングなどで前ももに負担をかけていると、ここへ負荷がかかった時に痛みが強調されます。その場合は、前ももに負担がかからないように立ち方を変えると、痛みが緩和されます。

  • 膝を外に広げる(内腿を使う)
  • 内腿を閉めて立つ(内腿を使う)
  • かかとが膝よりも前に位置するようにして立ち上がる(もも裏を使う)

などすると痛みに変化を出すことができます。

 

2-3,膝を伸ばすと痛い

椅子に座って膝を伸ばしてみましょう。それで痛みを感じるようですと腸脛靭帯の炎症を疑います。腸脛靭帯炎は股関節の筋肉のこわばりにより、膝で靭帯が摩擦を受けて起こる炎症です。ですので、膝の曲げ伸ばしで、痛みが出る場合には、この腸脛靭帯炎を疑います。この腸脛靭帯炎症がある時には、膝の外側に加わる摩擦を軽減することで、鑑別ができます。

  • 膝の上を抑えて曲げ伸ばし
  • 膝を外に広げて曲げ伸ばし

などして股関節を緩める、膝の人体への摩擦を軽減して痛みが減る場合は、股関節を緩めるケアも行います。

 

膝を伸ばすと痛い時は股関節に問題上がる

2-4,体重を乗せると痛い

歩行の体重のせと似たような感じです。この場合は、肩幅に足を広げて左右に体重を乗せて確認します。体重の乗せ方のアンバランスは慢性的な筋肉疲労の原因になります。局所的にかかる負担が減ることで、痛みが緩和されます。

 

3,どんな環境で運動をしていたのか?

自分自身の状態だけでなく、運動をする路面やシューズなどにも体は影響を受けます。

膝の痛みは走路が原因

3-1,どこで運動をしていたか

ここでいう場所は、路面のことをさします。アスファルトのような硬い場所から、芝やクロカン、土手など走る場所によって膝にかかる負担は異なってきます。

 

アスファルトなどの固い路面

例えばアスファルトの場合は、地面から加わる反発によって筋肉や骨にかかる負担が多くなります。土をメインに練習している場合には、競技場のタータンであっても同じことが起こります。タータンのゴムの下は固い素材です。

http://hybrid.srigroup.co.jp/products/flooring/detail/sdvp.htmlより引用

土手などの斜面

土手や路側帯は、地面が斜めになっています。そのため、片側への負担が大きくなります。また、斜面の場合も前後の負担が変わります。少しの変化でも長時間や距離を踏むことで、負担は蓄積していきます。その変化は、靴にも刻まれるため、靴底の磨り減り方の偏りが起こります。

クロカンや砂場などの不安定なサーフェイス

クロカンや砂浜は、地面が不安定なために、足裏や膝の不安定性を促します。普段使わない筋肉を使う場合や、柔らかい接地を促す目的としては良い環境です。しかし、使い慣れていない環境では、疲労が蓄積しやすいです。その影響が抜けないでいると、慢性疲労へ繋がります。

 

3-2,靴の減り方をみる

地面には靴を介して接します。地面そのものだけでなく、靴のソールやインソールの影響も受けます。いい影響の場合は、良いのですが、悪い影響も受け続けてしまう恐れがあります。

靴の磨り減り方

靴の磨り減り方は、日頃の体の使い方に依存します。接地の仕方から、体重移動など靴に刻まれます。怪我をした時の靴には、その時の癖が残ります。できれば、慢性的な怪我をした場合は、靴を変えることをお勧めいたします。マラソンランナーは、レース専用の靴を持っているくらい、靴に対しては管理をしているのです。

 

靴の硬さ

靴のインソールやソールの硬さによって、体のしなかやさは影響を受けます。購入したばかりの靴は、縦や横のしなやかさを出すように靴をマッサージすると良いでしょう。

 

4,痛みを感じる部分によってケアが異なる

ここまでで、痛めた部分とどんな動きをすると痛みを感じるか、さらには、どこで動いていたのかがまとまりました。これにより、原因が見えてきます。どんな時に痛みを感じかを確認して、今の自分にあったケアをしてみましょう。共通して言えることは、痛みを感じている部分は最後にケアをする。痛みの原因を確認してから取り組むことです。

 

5,この記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

走った後に痛める場合は、走り方や走った場所にも影響を受けます。フォームだけの問題ではないので、見直すべきところが広い範囲にあります。怪我の治療は、パフォーマンス向上にも繋がりますので、是非とも、日頃方体のチェックすることを癖づけてみていきましょう。


 

サッカーで膝が痛い時は慢性疲労を疑う

サッカーで膝が痛い時に考えること

サッカーは足をよく使うぶん、怪我などが多い競技です。接触などによる物理的な怪我以外にも体の疲労によっても痛みは起こります。そのような場合は、疲労を回復させたり、体の扱い方を修正する方法が必要になります。なぜ痛みが出たのかを明確にすれば、痛みへの対処や予防が可能です。今回は、そのような場合、観察、ケア、予防の3つの対処ついてご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。

 

はじめに見るべき2つのポイント

痛みが出た時に、まず痛みの感じ方を観察します。その時に動くといたのか、何もしなくても痛むのかを確認します。この2つの痛み方を観察することで、なぜ痛いのかを鑑別できます。この鑑別というのは、セルフケアで対処してもいい痛みなのかを見極めることです。場合によっては整形外科などにかかる必要があるものもあるのです。特に、気をつける痛みは、何もしていなくても痛みを感じる場合です。

何もしていなくても痛む場合

一番気をつけなければいけないのは、何もしていなくても痛みがある場合です。これを「安静時痛」と言います。具体的には、炎症が強い場合や骨腫瘍など骨の病気が挙げられます。このような注意が必要な痛みは、痛みが変わらない、もしくは悪化するという傾向があります。鑑別するには、安静にしても痛みがある時には、整形外科へ受診してレントゲンをとります。そうすることで骨の異常があるかを確認できます。

 

動くと痛い場合

動くと痛みがある場合は、動かし方に問題があると考えます。炎症を伴っている場合もありますが、炎症が強い時は痛みの強さも大きいです。もし、動くと痛む場合には2つのことを確認します。1つは、どのように動くと痛みが出るのか。2つ目は、どの部分が痛むのかです。この2つを調べることによって、何が痛みを引き起こしたのかがわかります。場合によっては、痛みを感じる部分以外に原因があることもあります。

 

痛みの出方を確認する

痛みがある場合には、「痛みがどうすると起こるのか」そして「どんな部分に起こるのか」を確認します。そうすることで、何が痛みを起こしているのかが明確になります。

どうすると痛みを感じるかは、スポーツの動きだけでなく、立ち上がり、歩行、階段の上り下りなど日常の動きも観察します。日常の動きで痛みを感じる場合は、競技復帰までのリハビリを行う必要があります

痛みを感じる部分によっては、理学検査を行い、どの組織に問題があるのかを特定していきます。骨腫瘍のような外科的な疾患でなくても、競技を続ける上で、精密検査が必要な場合があります。今からだがどうなっているかを把握することで、リハビリ計画や対処の仕方が異なります。安易な自己判断が怪我への復帰を遅らせますので、しっかりと技術や知識のある専門家に見てもらうことをお勧めいたします。

どこが痛いかをみる

痛みを感じた時に、どこが痛いのかを明確にします。一言で「膝が痛い」と言っても範囲が広いです。この場合は、マジックペンや指先で示すことでどこが痛いのかが明確になります。痛みを感じる部分のよっては、その原因が明確になります。

膝が痛い原因

膝の上が痛い

膝の上が痛い時は、太ももの筋肉が傷んでいる場合が多いです。大腿四頭筋と言って、シュートをしたり、ステップで止まったりする時に負担のかかる部分です。

 

膝の外が痛い

膝の外側の痛みは、筋肉や靭帯を痛める場合が多いです。股関節の硬さや慢性疲労、長距離を走った後によく見られます。ランナーによく見られる症状から「ランナー膝」とも呼ばれます。正式名称は腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)と呼ばれるものです。

 

膝の裏が痛い

膝裏が痛い時は、膝窩筋と呼ばれる筋肉やハムストリングスと呼ばれるもも裏の筋肉を痛めると起こり易いです。他にも靭帯や半月板損傷の時に、コリを感じる部分でもあります。

 

膝の内側が痛い

膝の内側の痛みは、鵞足炎(がそくえん)と呼ばれるスポーツ障害でよく見られます。内ももの筋肉やもも裏の筋肉の疲労で起こり易いです。他にも靭帯損傷半月板損傷でも見られます。

 

どんな動きで痛みが出るか

痛みを感じる部分が明確になれば、次は何が痛みを引き起こしているのかを調べます。座って膝を伸ばす、立って歩くなど膝にかかる負担を変えてみます。痛みには再現性があります。その部分に負担がかかることで痛みを感じます。

体の動かし方に問題があれば、痛みを感じる部分以外を変えていく必要があります。スポーツ中の動作以外にも、立つ、座る、歩くなど日常の動作も観察します。痛みを感じていなくても、左右差や不安定性などのアンバランスが出ることもあります。痛みを感じる前の違和感の段階で対処すると、それ以上悪化させることを防ぐことができます。

 

サッカーでよくある膝の痛み

サッカーでよくある痛みは以下の通りです。

筋肉の痛みから靭帯損傷など痛める部分によって対処の仕方が異なります。場合によっては病院へ受診すべきものもあります。オスグットシュラッター氏病、成長痛、鵞足炎、半月板損傷、十字靭帯損傷、腸脛靭帯炎、膝窩筋炎、肉離れなど様々な名称があります。痛みの発生機序や対処法も異なります。

 

歩くと痛い場合は慢性疲労「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」

腸脛靭帯炎は、膝の周りがぼんやり痛みます。体重をかける、膝を曲げるなどの動きで痛みやすいです。この腸脛靭帯炎は、股関節の硬さから膝に負担がかかり痛みが出ます。このような股関節の硬さは、疲労の蓄積によって起こります。サッカーの場合は、サイドステップで止まれない、動きが流れる、フィジカルが落ちるなどの変化が起こります。そのような予兆がある段階で気づくことができれば、痛みを感じる前に対処できます。

 

蹴って痛い場合は成長痛のオスグット

痛みを感じる場所が、脛の前がわというのが特徴です。ボコッと脛の前が膨らみます。身長がよく伸びる時に起こりやすいです。そのため、成長痛とも言われています。このオスグットは、骨の成長に対して筋肉の柔軟性が追いつかないために、骨を引っ張りすぎて剥離(はくり)します。そのためにボコッと膨らんで見えるのは、軟骨が骨から剥がれて浮いている状態です。その場合は、筋肉の柔らかさを保つことで痛みは減っていきます。

 

ステップで痛い、しゃがめない場合は半月板(はんげつばん)

膝の関節には、半月板というクッションがあります。このクッションが膝がねじれることで傷つくことがあります。傷ついたところが引っかかり、曲げ伸ばしができなくなる場合があります。これをロッキングと言います。頻繁に起こる場合は、病院で手術が必要になる場合があります。MRIなどで半月板の状態を見る、理学検査で膝の機能を確認するなどで、鑑別ができます。膝の捻挫で起こりやすい怪我の1つです。時には、膝に炎症が起こり水が溜まることで腫れてしまうことがあります。

 

膝が抜ける場合は捻挫

サッカーでは膝をひねる動きが多いです。スパイクで土や芝に足が固まった状態で反転すると、膝の捻挫を起こしやすいです。その時に、十字靭帯の捻挫を起こしやすいです。靭帯が伸びると膝崩れということが起こります。膝を後ろから崩されたように、急に力が抜ける状態です。また、程度によっては、階段の下りや振り向きで不安定になる場合があります。半月板や膝の内側の靭帯も痛めることがあります。

 

痛みを感じた時に温めるのか冷やすのか

痛みを感じた時には、その時に必要な処置行うことが大切です。応急処置としてはRICES(らいす)処置が有名です。Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)これに加えてStabilization(固定)をライス処置と言います。怪我をした時の応急処置として行われます。その他にも、怪我の復帰やリハビリ段階で必要な処置があります。温熱療法、テーピング、マッサージなど様々な種類があります。

これらは、怪我の段階や体の状態に応じて使い分ける必要があります。怪我の種類によっては、優先順位が異なるものもあります。例えば、ももを打撲した時は、冷やす前に、ストレッチで筋肉を伸ばして固定した状態でアイシングを行います。その理由は、筋肉がしこりになってしまうのを防ぐ目的があります。膝のケアであっても、同じように適切な処置をすることで怪我の早期復帰が見込めます。

 

アイシングをすべきとき

痛めた直後は冷やすことが良いです。特に腫れがある、ズキズキ拍動する痛みがある場合は、冷やしましょう。Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)これに加えてStabilization(固定)の順に行います。靭帯がゆるい場合は、無理に膝を曲げるのは禁忌です。痛んでしまった靭帯をさらに引き伸ばして損傷してしまうことがあるからです。なるべく怪我をして痛みが軽減する姿勢を取り安静にします。

 

テーピングをする時

テーピングは、ギプス固定よりも自由度のある固定です。靭帯損傷や骨折などは副肢と言って添え木など丈夫なもので固定します。テーピングを使用する時は、リハビリなどある程度、動けるようになってからが良いです。テーピングは目的によって様々な効果を発揮できます。皮膚が弱い場合には、保護するアンダーラップやクリームなどを使用します。

 

温める時

炎症が治り、組織の修復を促す場合は、温めるケアが有効です。筋肉のケアには有効です。また、血液のめぐりが悪いと、膝周りが疼く場合があります。関節は、血液循環の影響が著しい場所です。低気圧や冷えにより違和感を感じつ場合は、温めることで緩和することができます。

 

マッサージをする時

怪我をした直後から、復帰までにマッサージは有効です。しかし、痛みを感じる部分は、炎症が治まってから行います。怪我をしている時には、痛めた部分以外の場所をケアします。その理由は、痛めた場所をかばうために負担がかかりやすいのです。炎症が治まってきてからは、動く範囲を確保するためにマッサージや可動域訓練としても有効な手段となります。

 

痛みを起こさないための予防方法

怪我は、直接ぶつけるなどの衝撃以外にも、体の扱い方や疲労の蓄積によっても起こります。痛みは体のサインです。この痛みを感じる前に動きにくさや体の重さを感じる時にケアをします。そうすることで、膝のみに負担がかかることを防ぐことができます。

 

今回の記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

サッカーにおいては、足にかかる負担が多い競技です。特に膝には慢性的な疲労が蓄積します。この疲労の蓄積が大きな怪我の原因にもなります。体は思ったように動かせないと怪我をします。感覚のズレをなくすことが怪我の予防に繋がります。

 


 

しゃがむと膝が痛くなるオスグットの原因

中高校生で膝が痛くなることが多いです。これは成長痛と呼ばれるものです。または、オスグットとも呼ばれています。膝が痛くなる人と、そうでない人がいます。その違いは、なんでしょうか?実は、痛くなる人には、傾向があります。その傾向や原因につおいてお伝えさせていただきます。

1.痛みを感じた時に見るべきポイント

  1. 1.傷があるか?
  2. 2.痛みは常にあるか?
  3. 3.どうすると痛むか?

膝が痛いと感じた時に、まずは、なぜ痛みが出たかを知る必要があります。その痛み方によっては、病院で精密検査をする場合もあります。ただの痛みとして放っておいたら危険な場合もあるのです。まず初めにすべきことは「鑑別診断」です。鑑別診断とは、セルフケアで対処していい痛み何か、病院で診てもらう痛みなのかを区別することです。どうやって見極めるのでしょうか。それは、痛みの感じ方を観察します。何もしなくても痛い場合、傷口が深い場合は病院へ行きましょう。場合によっては感染症骨腫瘍の疑いがあります。安静にして痛みが引く、冷やして痛みが治まる、2〜3日で治る痛みは、疲労や一時的に負担のかかったものです。このようにして、一番初めにどのような対応をするかによって、その後の怪我や痛みの経過は大きく異なります。

 

1-1.膝の傷を考える

膝に傷がある場合は、痛みを感じます。この時の傷といいうのは、種類があります。1つは、皮膚表面の傷です。出血を伴うもので、見た目で怪我をしたことがわかります。2つ目は、皮膚よりも中の傷です。場合によっては内出血をして見た目でもわかるものがあります。皮膚の下でのことなので、見た目でわかりにくいものもあります。筋肉などを痛めた時には、違和感として残る場合もあります。表面の傷というのは切り傷やすり傷などをさします。中の傷は、豆のようなものから、筋肉の傷などを確認します。筋肉が傷んでいる痛みが膝に感じることもあるのです。気をつけることは、皮膚を破損している場合には、感染症の危険があります。蜂窩織炎など最近感染で腫れることもあります。痛みの程度が軽度だからといって、そのままにしておくと、返って悪化する恐れもあります。

1-2.常に痛むのは精密検査

膝が痛い時には、多くの場合は筋肉や腱などの運動で使う組織の場合が多いです。しかし、中には腫瘍のようなものもあります。何もしなくても痛みを感じる状態を安静時痛と言います。この安静時痛がある時には要注意です。骨腫瘍などの病気が潜んでいることもあります。そのような背景もあるので、整形外科へ行くと、まずレントゲンで確認するのです。もし、どんな時でも痛みが引かない場合は、一度整形外科へ行き検査をした方が良いです。炎症の場合は、出血の有無を確認する。次に応急処置として、アイシングと固定。その後は炎症の程度によりますが2〜3日かけてみは次第に引いていくものです。なかなか引かない痛みやぶり返す痛みは精密検査や専門の医療機関での鑑別が必要になります。

 

1-3.動いて痛いときは、体の使い方が原因

体は疲労すると思った通りにうごかせなくなりましう。その感覚と実際のズレが、体に負担となって影響してきます。例えば、、筋肉が硬くなっているために摩擦が起こり、炎症を伴う痛みを感じることがあります。他にも、成長期には、骨の成長には成長痛という痛みを感じることがあります。この成長痛とは、骨の成長が進むのですが、筋肉の柔らかさが骨の成長について行けなくなり、引き伸ばされ剥がされるストレスによって痛みは起こります。これをオスグットシュラッター氏病と言います。他にも膝周りでは、筋肉が硬くなってしまうために、膝の皿を圧迫することもあります。このような痛みは、体の筋肉の柔らかさや使い方のアンバランスによって起こります。普段から、膝に負担のかかる動かし方や疲労の蓄積によって筋肉の柔軟性がなくなるとこのような症状は起こりやすくなります。

 

2.しゃがむと膝が痛くなる原因

オスグットでよく見られる痛みは、膝を動かした時の痛みです。特に顕著に見られるのはしゃがんだ時の痛みです。しゃがむ動きは、足首や股関節、背骨など全てが動く動作です。しかし、体を支える時に膝に頼ることが多いと、しゃがむ時に膝が痛くなりやすいです。しゃがむと膝が痛くなる場合には、膝そのものへの負担へ敏感になるのと、膝へかかる負担が多くなる2つが重なっているのです。

 

3.オスグットの時にすべき3つのケア

  1. 1.足回りを柔らかくする
  2. 2.体の関節を動かす
  3. 3.膝そのものへの負担を減らす

ここで大切なのは、膝そのものへのケア以外を行うということです。膝の軟骨への負担は成長とともに治ります。しかし、それまでの期間にかかる負担を減らさなければ、痛みの程度は悪化する一方です。膝にかかる負担を取り除かなければ、どの程度の痛みが土台にあるかを把握することが難しいです。ですので優先順位は、膝そのものの以外のケアから始めます。最後に膝に残る痛みへのアプローチを行います。そうすることで、ケアのしすぎや過保護になりすぎなくなります。

3-1.足回りを柔らかくする

膝が痛い時には、その前後の関節を緩めます。その理由は、膝にかかる筋肉は、股関節や足首をまたいでいることが多いからです。痛みを感じるのは、膝かもしれませんが、その痛みを起こしているのは他の部位のこともあるからです。例えば、股関節では、お尻やハムストリングスが固いことで、骨盤が後ろに傾きます。傾くことで、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)である、前ももの筋肉が引っ張られるので、硬くなります。そのことでも膝へかかる負担は大きくなります。このような場合は、お尻やハムストリングスを柔らかくすることで、骨盤の傾きが戻り、膝への負担は軽減します。

 

3-2.体の関節を動かす

体を動かすときは、全身が動きます。呼吸も運動の1つですが、それであっても全身の筋肉が動きます。しゃがむという動作も例外なく全身運動です。しかし、しゃがむ時に全身の関節がスムーズに動かなければ、動ける部分に負担が集中します。特に大きい関節やよく動かす関節に見られやすいです。膝はそんな関節の1つです。最近では、猫背などの姿勢不良が多く見られます。猫背では、背骨や骨盤の動きに制限や偏りが見られます。そのことで、動ける部分である膝などに負担がかかります。このような場合は、動きが悪い部分を動かすことで、膝にかかる負担が軽減します。このように、負担を減らさなければ、痛みは繰り返します。

 

3-3.膝そのものへの負担を減らす

オスグットはすねの骨に付いている筋肉が剥離(はくり)することで炎症が起こります。この痛みは牽引するストレスが減ることで軽減します。痛み自体はアイシングをすることで治ります。オスグットバンドと呼ばれるようなもので、牽引する力を分散させるだけで、痛みは軽減するのもそのためです。骨の成長を妨げることなく、痛みを緩和させることが処置として必要になります。超音波なども痛みの緩和に有効です。

 

4.オスグットにならないためにする予防

オスグットは、膝へかかる負担が蓄積したことで起こります。成長のスピードは人それぞれです。そのスピードはコントロールできません。ですので、普段から膝への疲労の蓄積を解消することが早期発見や予防になります。膝周りの硬さや、力の入れやすさもその目安になります。特に、猫背気味の場合には要注意です。膝が柔らかくても、運動する時に過度な負担がかかりやすいために、剥離がおこります。痛みを感じないような動作を心がけることで、痛みへの対処やパフォーマンス向上にも繋がっていきます。

 

5.今回の記事のまとめ

オスグットでは、膝に負担がかかります。普段から全身をよく動かして入れば、膝にかかる負担は少ないものです。和式便所などしゃがむ習慣が少なくなった現在では、オスグットで悩むかたが増えています。運動をしていないもしくは、体の扱い方に無理がある場合には要注意です。これらの負担は、日頃からのケアで予防することができます。是非とも、痛みを感じる前に体の些細な変化に目を向けて見ましょう。


 

階段を登ると膝が痛い成長痛の悩み解決

成長痛では関節が痛くなることが多いです。その1つ膝の痛みがあります。成長痛では、オスグットと呼ばれています。この膝の痛みが強くなると、階段を登るのも痛くなります。そんな痛みの予防と改善方法をご紹介させていただきます。

1,成長痛で膝が痛い理由

  • 軟部組織(なんぶそしき)の剥離(はくり)
  • 筋肉の付着部炎(ふちゃくぶえん)
  • 神経の障害

成長期で膝が痛みには、3つの理由があります。1つは軟部組織です。2つ目は筋肉の付着部炎。3つ目は神経の障害があります。これらは、成長期において負担のかかりやすい部分です。部活や体の硬さなど、様々な要素が重なることで、痛みを引き起こします。

1-1,軟部組織の剥離

軟部組織とは、軟骨などの骨よりも柔らかい組織です。オスグットの場合は、成長軟骨に負担がかかります。この成長軟骨とは、膝のこれから骨に生まれ変わる部分です。この部分は、まだ柔らかく上部ではありません。骨の成長に伴い筋肉も引き延ばされます。しかし、筋肉の柔軟性が不足していると、この成長軟骨の部分に負担掛かります。その部分が剥離(剥がれて)して痛みを伴うことがあります。膝は、階段などで曲げ伸ばしをされる部分です。体の使い方で太ももに負担がかるシーンで痛みを感じやすいです。

成長軟骨とオスグット

http://www.ugoku-taberu.com/learning/bone/growth.htmlより引用

 

1-2,筋肉の付着部炎

筋肉は骨に付いています。筋肉の疲労が強くなると、この付着部に負担がかかり炎症が起こります。その炎症によって、痛みを感じる場合があります。この筋肉の付着部炎は、特に膝をよく使う運動のスポーツで痛めやすいです。サッカーや陸上競技などが多いです。そのほかに、屈伸運動をするバスケやバレーボールなどでもよく見られます。その他に、膝を曲げたままの動きが多い運動に多いです。構えの姿勢などで膝へ長時間負担がかかると痛めやすいです。ですので、スポーツなどで、膝に負担がかかる時んは痛みを感じやすいです。

オスグットが起こりやすい競技

1-3,神経の障害

膝の痛みは、神経の問題でも起こります。例えば、筋肉の緊張が強いのは、神経が圧迫を受けることで起こります。また、神経が障害されると、しびれや痛みを感じることがあります。そのような時には、筋肉を緩めるだけでなく、硬くしている神経の障害も取り除く必要があります。特に、お尻や腰の硬さがよく神経を圧迫していることが多いです。座ってから立ち上がる時にも痛みを感じやすいです。それは、お尻が圧迫されて、神経が障害されているからです。他にもスポーツパフォーマンスが高い人にも見られます。その理由は、背中やお尻をよく使えているからです。使えているけども、ケアが追いついていない場合は、神経の障害を受けやすいです。その結果、太ももが硬くなり、痛みを感じます。良い体の使い方をしている場合、階段の上り下りでも、お尻や背中を使えます。その分、階段で膝に痛みを感じやすくなります。

膝の痛みとお尻

2,痛みを感じた時にすべき3つのこと

  • 筋肉の柔らかさ
  • 姿勢の不具合
  • 歩き方

痛みや違和感を感じた時には、3つのことをチェックします。筋肉の柔らかさ、姿勢の不具合、歩き方の3つです。この3つは、膝への負担を助長させる要素でもあります。いくら膝のケアをしても、なかなか改善されない場合は、この3つが変わっていないことも多いです。

2-1,筋肉の柔らかさ

筋肉の柔らかさは、膝とその上下の関節を見ます。つまり、太ももの硬さの他に、お尻やふくらはぎの硬さを見ます。足首や股関節が硬いことで、膝が過度に曲がって踏ん張ってしまいます。そのような状態では、筋肉を緩めてもすぐに硬くなってしまいます。膝そのものへかかる負担を減らすkじょとが必要です。

足首が硬いと膝が痛くなる

2-2,姿勢の不具合

例えば、猫背や巻き肩の姿勢では、体が丸くなってしまいます。丸くなった姿勢では、膝が曲がり、太ももの緊張が強くなります。また、手足の動きが繋がらずに、疲れやすい動きになります。そのような姿勢が続くことで、膝に負担がかかります。また、常に踏ん張る姿勢になるので、疲労のが抜けずにいます。

2-3,歩き方

歩き方で大切なのは、足音です。すりような歩き方ですと、足がうまく上がっていません。しっかりと体重を乗せて前に進める歩き方が良いです。そのように前に進めている時には、足音は綺麗です。ズルズルした理、つま先を引きずるような歩き方では、体の緊張が抜けていません。その状態では、膝を痛めやすいです。

膝が痛くなる歩き方

3,痛みを起こさないために気をつけること

  • 足音を鳴らさない
  • 目線を遠くへ
  • 入浴

このような痛みを起こさないためには、3つのことが必要です。1つは綺麗な足音で歩く。2つ目は、目線を高く遠くにする。3つ目は、入浴をして体を緩めることです。

オスグットの予防

3-1,足音を鳴らさない

足音を注意して聞くと、みんな違います。足のつき方や地面お蹴り方など、その人の使い方によってことなります。また、階段も同じです。つま先だけで登っている場合は、ペタペタ、かつかつといった音です。しっかりとかかとまでつけて登ることで、無駄な音はならなくなります。スタスタと一ような音になるように心がけて見てください。

オスグットの階段の登り方

3-2,目線を遠くへ

目線が下に向くと体は丸くなります。首肩がこり、丸くなることでO脚にもなります。そのような姿勢ですと、かかとをする動きになります。予防という観点では、その反対です。遠くに少し高めに線をおきます。その結果、自然と顎が引けます。膝は外側に向くことなく自然と前に出すことができます。

3-3,入浴

入浴をすることで、体の緊張が和らぎます。また、水中にいることで関節にかかる負担や圧迫などからも解放されます。神経の障害があって痛みが出る場合は、このような環境の変化で楽になります。入浴時間は20〜30分程度。温度は36〜38度の体温と同じ程度が良いです。熱すぎることで、のぼせや体のだるさが出ます。

4,今回の記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

階段を上るほどの痛みは、普段の体の使い方によって膝に負担がかかりやすいと起こります。痛みを取るだけでなく、痛めた原因にも対応して行く必要があります。身長の伸びが止まるまで待たなくても、体の辛さは取ることができます。痛みが取れた時には、パフォーマンスも伸びていきます。良い習慣が体の辛さを改善します。是非とも、この記事で読んだ内容を生かしてくださいませ。


 

ハンドボールのステップで膝が痛いオスグット

スポーツをしていると、膝への負担がかかる場合があります。特に中学の身長が伸びやすい成長期にはよく見られる膝の痛みです。成長痛だからしょうがないと諦めていませんか?この オスグットの痛みは、放っておくと階段も登れなくなるくらい強くなります。違和感を感じた時に適切な処置ができると、痛みを感じる期間はグッと短くて済みます。今回は、そのような、成長痛に夜膝の痛みについてお伝えさせていただきます。よろしくお願いいたします。

1,成長痛(オスグット)で膝が痛くなりやすい状況

  • 足をよく使うステップ
  • 膝を曲げっぱなし
  • しゃがむ習慣がなくなる

成長痛の起こる理由は、骨の成長に対して、筋肉の柔軟性が追いつかないことで起こります。骨が伸びるのに対して、筋肉が伸びないでいると、筋肉と骨のついている部分が剥離(はくり)を起こります。この剥離が起こるのは、これから骨になるべく柔らかい成長軟骨が剥がれているのです。レントゲンで見ると剥がれている様子がくっきり見えます。

http://www.eonet.ne.jp/~mkuma/left%20page/hokenshitsu/osgood/photo_page.htmより引用

1-1,足をよく使うステップ

足をよく使う運動で膝に負担がかかると、オスグットは起こりやすいです。それは、筋肉そのものが硬くなってしまうからです。サッカー、陸上など足をよく使う運動で起こりやすいです。他には、身長が伸びやすい競技です。これは筋肉の柔らかさだけでなく、骨の発育が急速になるからです。筋肉と骨の成長のバランスをみてケアをする必要があります。ハンドボールでは、ステップなどの急激な切り返しで、膝に負担がかかりやすいです。

 

1-2,膝を曲げっぱなし

座りっぱなしの状況とは、正座と椅子の2種類があります。正座の場合は、うまく座れないと膝への負担がかかるからです。椅子は、膝の動きに制限がかかることで負担がかかりやすいです。どちらも影響の仕方は異なりますが、同じ結果を招いてしまうのです。ハンドボールでは、構える姿勢などで、膝を曲げたままが多いです。

1-3,しゃがむ習慣がなくなる

しゃがむという動作は、足首、膝、股関節の連動が必要です。和式便所が少なくなったので、普段からしゃがむ習慣が少なくなってきました。その結果、足首や股関節が硬くなり、膝のみで体を支える癖がつきやすいです。それは、椅子の立ち上がりの動作を見ても伺えます。このような習慣が膝への慢性的な負荷をかけてしまうのです。

2,膝を痛めやすい動き

  • 猫背の姿勢
  • 靴の音がなる歩きかた
  • つま先のみで階段を登る

膝に負担がかかる動作は、膝そのものの使い方以外もあります。例えば姿勢や歩行などの全体の動きにも現れます。姿勢や歩行は、行動の繰り返しによって作られます。つまり、普段の体の扱い方が膝への負担を作っているのです。

2-1,猫背の姿勢

姿勢が猫背になると、 O脚になりやすいです。この姿勢ですと、膝への負担が大きくなります。また、背中が丸くなることで、体全体の連動性が損なわれます。体を支えるのが足のみになるので、筋肉も硬くなってしまいます。

2-2,靴の音がなる歩きかた

スリッパを履いているように、かかとが擦れる音がなっている時は要注意です。足がしっかりと上がっていません。また、ひざ下を降り出す歩きまたですので、膝のクッションを必要以上に使っていることもよくあります。足音は綺麗に少なくが良いです。音がなるということは、それだけブレーキをかけているのです。

2-3,つま先のみで階段を登る

つま先のみを引っ掛けて、階段などを登ると膝の前側の筋肉を使いやすくなります。オスグットは大腿四頭筋(だいたいしとうきん)というももの前側の筋肉が硬いために、膝の靭帯や軟骨に負担がかかる病態です。ですので、気がつかない負担が膝の成長痛として現れます。

3,成長痛(オスグット)を感じた時に、すべきこと

  • 股関節を緩める
  • 背中全体を使う
  • 姿勢をただす
  • 緊張をぬく

3-1,股関節を緩める

太ももが硬い原因は、股関節の硬さにあることが多いです。骨盤の傾きが太ももにお硬さを生み出します。特に、背中やお尻を使える運動神経の良いスポーツマンに多く見られます。そのような場合は、使う以上にケアをしましょう。ケアが十分に行き届いていないことが多いです。

 

3-2,背中全体を使う

足をよく使い場合は、足以外の筋肉も使えることで、膝にかかる負担は軽減します。例えば、水泳や球技のような上半身をよく使う運動がオススメです。そのような普段しない動きを取り入れることで、体は柔らかくなっていきます。

 

3-3,姿勢を正す

猫背や同じ姿勢で固まってしまうと、動き出しで負担がかかります。姿勢を正すとは、骨で体を支える姿勢のことです。頭、骨盤、かかとが一直線になる姿勢を意識しましょう。壁に背をつけても体感できます。その差があれば、前かがみだったということに気づけます。

 

3-4,緊張をぬく

体の力みが抜けない場合は、関節が曲がっていることが多いです。先ほどの姿勢とも関連しますが、力が入っていると、その部分を優位に使いやすいです。自分で抜くことができない場合は、

成長痛(オスグット)を予防するためにできること

オスグットは成長痛です。しかし、急になるものではありません。日頃の体の扱い方や姿勢などの影響を受けて痛みを引き起こします。そうであれば、良い姿勢を意識することが予防に必要です。普段の意識の仕方が、運動のパフォーマンスにも影響します。

今回の記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

日常の生活がおろそかになると、運動する時のパフォーマンスに響きます。それが慢性化すると、オスグットのような障害になることさえあるのです。練習の意識を日常で持つことができれば、練習をしていても苦しむことは少なくなります。ぜひ、取り入れて見てくださいませ。


 

野球でボールを投げると肩の外側が痛い

ピッチャーをしていると、肩を痛めるのは致命的です。日頃のケアをしっかりできていないと、連戦で疲労がたまることでも怪我をしてしまうことはよく見られます。投球肩障害の場合は、怪我の治癒と、怪我をしないためのフォーム修正の両方が必要です。今回は、この2つについてお伝えさせていただきます。

ボールを投げると痛む投球肩障害とは?

ボールを投げるなどの競技で見られる肩を痛める総称として、投球肩障害というのがあります。

投球肩障害とは、ボールを投げる時の動作で痛みを感じるスポーツ障害です。普段の動きでは、痛みを感じにくいのですが、キャッチボールなど特定の動作で痛みを感じる特徴があります。この投球動作には、分類することができます。この分類のどの部分で痛みを感じるかによって「どこを痛めたのか」「なぜ痛みが出たのか」が明確になります。投球動作は主に4つに分けることができます。投球動作の4つの区分けとは、ワインドアップ、コッキング、アクセラレーション、フォロースルーです。

ワインドアップ

ワインドアップとは、振りかぶって肩足立になるまでの動作です。この時に、しっかりと軸に乗れているか、肩甲骨を寄せられているかなどが大切になります。

コッキング

コッキングとは、テイクバックをして足を踏み出した姿勢です。肩甲骨が引けている、肘が下がっていないなどを観察します。

アクセラレーション

アクセラッレーショントは、加速していく姿勢です。体を捻り、ボールをリリースするまでの動作です。踏み出した足が外側に逃げていないか、両肩を結んだ線よりも肘は落ちていないかなどを観察します。

フォロースルー

ボールをリリースから、投球動作終了するまでの動作です。肩関節にかかる負担を体幹や股関節などで相殺できているか、踏み込んだ足がしっかりと、バランスを保てているかなど観察します。

ボールを投げる時に痛める理由は?

投球動作の障害は、投球動作のそれぞれの区分で、関節や筋肉に負担がかかることで起こります。特によくあるのは衝突性関節障害が多いです。これをインピンジメント障害と言います。肩関節そのものや筋肉を痛める特徴があります。

肩の痛みの原因は?

投球肩の問題は、体の動かし方です。それぞれの動きの局面で、関節や筋肉のどの部分に負担がかかるかを理解できれば、適切な対処ができます。

肩の外側の痛み

コッキングで肩を引き上げる時に、肩甲骨との間にぶつかることで痛める痛みです。肩を引き上げる時にインナーマッスルや背中の筋肉がうまく機能しない時に起こりやすいです。肩関節のクッションやインナーマッスル、軟部組織を痛めやすいです。

肩の前側の痛み

主にコッキングからアクセラレーションの時に痛める部分です。肩関節を引ききった時に痛みを訴える場合が多いです。この場合は、肩と体幹の動きが入れ替わる局面です。体がねじれることで、肩の前側に引き延ばされるストレスが生じやすいです。力こぶの筋肉、軟部組織などを痛めやすいです。

肩の後ろ側の痛み

テイクバックからコッキング、フォロースルーにかけて痛めやすい部分です。テイクバックからコッキングは、肩を引き上げる際の圧縮ストレスによるものです。フォロースルーの時の痛みは、肩が内にねじれる時に巻き込まれて痛みが出ます。

肩を痛めた時は温める?それとも冷やす?

炎症があれば冷やす

肩を痛めた場合は、まずは冷やします。その理由は、炎症が起きているからです。次に、疼く感覚がないかを確認します。この疼く感覚の有無が温めるのと冷やす選択を選ぶ目安になります。

回復させるために温める

疼く感覚がなくなれば、積極的に温めていきます。血流をめぐらして、組織の回復を促します。より深くの筋肉へ血液を集めには、入浴や交代浴がオススメです。温めるのと冷やすいのを交互に行う方法です。具体的には、肩をシャワーやアイシングで冷やした後にホットパックや浴槽で温めます。そうすることで、毛細血管が拡張して、体の芯から温まります。

痛めやすい投球フォームとは

  1. 肩甲骨が引けていない
  2. 肘が下がっている
  3. 軸足に乗れていない

1,肩甲骨が引けていない

肩甲骨が引けていない場合は、肩の前方が引き伸ばされて痛みを生じることがあります。また、外側の場合は、肘下がりと並行して肩の衝突が生じることで起こりやすいです。このような動きは、動作の前に原因があることが多いです。例えば、まっすぐ立つ姿勢が猫背の時など多く見られます。猫背では、肩甲骨をうまく引くことができず、肩の前側や外側を痛めやすいです。

2,肘が下がっている

肘が下がることで肩を前に突き出して投げてしまいます。また、肘が下がることで、肩の捻りがうまくいかないために、肩関節を押しつぶすストレスも生じやすいです。このような動きは、動作のタイミングや感覚のズレによって生じます。また背中や足の筋肉のバランスが整っていないと、腕投げになってしまうことで起こりやすいです。

3,軸足に乗れていない

投球動作の軸足に乗れていないと、肩そのものに負担がかかりやすいです。ワインドアップの場合も同じです。不安定な姿勢だと、まっすぐの姿勢を保持できません。そのため、次に動かす動作や姿勢への連動がスムーズにいかなくなり、無理やり力任せの投げになって痛めてしまうのです。

肩を痛めないためにすべきこと

肩を痛めないためには、しっかりとウォーミングアップをすることです。大切なのは、ただ行うのではなく、体が動きやすくなっているか、確認をすることです。インナーを刺激したら、スムーズにい動けます。背中や足が腕と連動すれば、動きに伸びとキレが出ます。今自分に何が足りないのかを見極めて、ウォームングアップを組み立てることで、怪我の予防になるのです。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

肩の痛みと一言でいっても、痛みを感じる部位や機序によって原因が異なります。なぜ痛みを感じたのか?をしっかりと見極めることで、適切な処置ができます。是非とも試して見てくださいませ。

 


 

五十肩の原因と対処法

肩をあげると辛い。それが40代なら四十肩、50代なら五十肩と言われがちです。しかし、その年代の人全てがなるわけではありません。40〜50代に共通して起こりやすい変化があるだけです。その理由がわかれば、痛みの改善方法や予防もできます。片方の肩を痛めた場合、反対のかたも痛めやすいのは、体の扱い方に問題があるからです。そのメカニズムをご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。

四十肩で腕が上がらなくなる理由とは?

四十肩は別名「フローズンショルダー」「凍結肩」と呼ばれています。その名の通り、固まって動かない状態です。その場合は、肩を動かしていない、冷えがある、循環が悪いなどの日頃の体の体質が反映されやすいです。関節が動くには、ある程度のゆとりが必要です。そのゆとりがなくなってしまうと、次第に動かせなくなってしまうのです。

四十肩になりやすい人の特徴

  1. 目線の高さよりも腕を上げない
  2. 冷え性がある
  3. 栄養素の偏りがある
  4. 肩を痛めたことがある

1,目線の高さよりも腕を上げない

腕を動かす機会が少ないと、筋肉がやせ衰えていきます。それだけでなく、体の扱い方のバランスも崩れてしまうのです。肩の関節は、大きく動かせる自由度が硬い関節です。その分だけ、しっかりと関節内で動くように安定させることも必要です。肩の関節はインナーマッスルという肩を安定させる筋肉があります。そのほかにも、肩を誘導する筋肉がいくつも共同運動をして動いています。例えばふくらはぎやお尻の筋肉も、腕をあげる時には使われています。この全身のバランスが崩れた時に、肩関節を外れて筋肉を痛めることがあります。これをインピンジメント(衝突)と言います。このインピンジメント以外にも関節の隙間が少なくなり、摩擦によって磨耗することでも肩の関節や筋肉は痛めます。

2,冷え性がある

肩周りの巡りが悪いと冷えや筋肉の強張りが起こります。これが続くと、筋肉は緩みにくくなり、固まってしまいます。例えば変に肩に力が入る、緩み切らないでつまりを引き起こすなどが生じます。このような場合は、温めることで解消できます。マッサージでは、痛みを伴うことが多いです。冷え固まった肩には温めて血液を注ぐことで緩んでいきます。

3,栄養素の偏りがある

四十肩の肩関節障害には、石灰沈着性の関節障害も含まれます。これは脱灰と行って、マクグネシウム不足などにより、カルシウムイオンが不足して起こります。栄養不足になると、筋肉の緊張が強くなります。それだけでなく、炎症が起きやすい部分に、不足したカルシウムを補うべく自文の骨が溶け出し田余剰分のカルシウムが沈着します。これも急に起こるのではなく、磨耗や炎症が起こる部分い起こりやすいです。膝や背骨、指の変形などにも同じようなことが見られます。このような場合は、炎症を沈静化させる、動かしかたを改善する、栄養素の偏りを改善するなどの取り組みも必要になります。

4,肩を痛めたことがある

競技をしたり、一度肩を痛めたところは四十肩や五十肩になりやすいです。肩の動きに無理がある、肩関節周囲が固まりやすい、緊張しやすいなどの要因があります。その場合は、肩の動かしかたの修正や疲労を蓄積させないなどのケアが必要になります。痛める前に痛み以外の体の変化を読み解くことが必要になります。

四十肩になった時にすべきこと

まずは、炎症を抑えます。炎症が強い時には、温めると疼きます。冷やして沈静化させます。また、血液の巡りが悪くなると疼きます。特に寝ている時に出やすいです。その場合は、肩の下に枕を作り高くして寝ることで解消できます。夜に疼く時は、冷やすよりも温めることが優先です。心地よい方法を選択されると良いです。

四十肩の治しかた

  1. 痛みの軽減
  2. 可動域の確保
  3. 動かしかたの修正

1,痛みの軽減

疼く時は冷やします。夜間痛む時は、巡りをよくします。また、肩の力を解消するために、肩の下に枕を敷いて高くします。または、血流を促すために、温めるのも有効です。オススメはホットパックやペットボトルマッサージです。

ペットボトルマッサージ

 

ホットマッサージ

 

2,可動域の確保

痛みは関節の隙間が少ないことで起こりやすいです。はじめは動く範囲を確保することから始めていきます。有名なのは、振り子運動や棒体操、などが有名です。いずれも、自分の力でなく、ものや姿勢を変えることで、肩関節の隙間を作ることを目的とします。関節の可動域は、隙間ができることで確保できます。それができると、夜間痛なども治っていきます。

3,動かしかたの修正

体は痛みを生じると、その痛みを避けるように体を動かします。例えば、首を傾けたり、肩をすくめたりします。このような動きが繰り返されることで、本来使うべき筋肉をうまく使えなくなってしまいます。多くの場合は、肩そのものの筋肉を使いやすいです。それが起こることで、肩の関節と筋肉が衝突して、インピンジメントを引き起こします。ポイントは、背中やあばら周りの筋肉を動かすことです。猫背などの姿勢不良もこの筋肉の使い方のアンバランスを引き越します。普段の姿勢を見直すことも必要になってきます。

四十肩を予防する方法

四十肩や五十肩は、普段お体の使い方や生活の習慣が大きく影響します。例えば、食事から摂取する栄養素であっても該当します。オススメはラジオ体操です。上半身の動きが大きく、バランスよく体を動かします。また、普段から多くする姿勢の反対の動きを取り入れるのも有効です。そうすることで、くせによる体の固まることを解消できます。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

四十肩、五十肩と言っても急になるものではありません。日頃の体にかかる負担や体質が土台となっていることが多いです。四十肩や五十肩はそんな習慣の積み重ねによって、なるべくしてなっている生活習慣障害といっても過言ではありません。冷えやコリは感じた時に解消しましょう。そうすることで年単位で悩むこともなくなっていきます。思い立った時が吉です。是非とも体の不調を調べて、今すぐできることから試されて見てくださいませ。皆様のお役に立てれば幸いです。

 


 

緊張すると腰が痛くなるのは横隔膜の硬さ

こんにちは。英気治療院の阿部です。
腰の痛みは、慢性的な疲労と思われがちです。しかし、単純な疲労でなくても痛めるケースがあります。それは、緊張が強いときです。そんな時は、呼吸をしやすい状態にすれば腰が緩くなり痛みにくくなります。今回は、そのようなお話をお伝えさせていただきます。

緊張すると腰が痛い理由とは?

緊張すると体の筋肉は硬くなります。単純に、そのような状態でも体は疲労して、痛めやすいです。しかし、緊張した時には、自律神経も乱れています。この乱れは呼吸に現れます。特に「喉」や「横隔膜」にその影響は反映されます。この喉〜横隔膜には胸椎という背骨が配当されています。背骨は該当する内臓の緊張具合と同じように、硬くなりやすいです。つまり、首〜横隔膜の高さの背骨が硬くなります。その結果、腰へ多くの負担がかかり、結果として痛みを感じます。

緊張すると腰が痛くなる3つの原因

  1. 首が硬くなる
  2. 横隔膜が硬くなる
  3. 腸腰筋が硬くなる

1-1,首が硬くなる

首の骨は背骨全体の硬さと関連しています。また、腰の骨と連動して動いています。その結果、首の骨が硬くなることで、腰が固まってしまいます。腰が硬くなると、鬱血が起こり、痛みを感じます。

1-2,横隔膜が硬くなる

横隔膜は、凹角神経という首から出ている神経によって支配されています。また、横隔膜はあばらに付着しています、その結果、胸椎と呼ばれる背骨の動きが悪くなります。背骨の動きが悪いと、動ける骨へ過度な負担がかかります。それが腰の骨のことが多いです。呼吸がしにくい時には、この横隔膜の硬さを疑いましょう。

1-3,腸腰筋が硬くなる

腸腰筋は、横隔膜から股関節まで連なる筋肉です。横隔膜の硬さや股関節の動きに関連します。横隔膜そのものが固いことでも影響を受けて硬くなります。股関節には、鼠径リンパと言ってリンパ液の集まる箇所があります。腸腰筋が硬くなることで、足がむくみやすくなります。もし、腰に違和感があり、足がむくんでいたら、腸腰筋の硬さを疑います。

腰を痛めた時にすべき対処法

腰を痛めと際には腰そのものへは最後に対処します。股関節た横隔膜などを先にアプローチして、それでも残る癖を最後に取ります。

1,腰への対処

  1. 冷やす
  2. 温める
  3. さする

痛めた直後は、冷やすことが良いです。慢性化している時は、温めます。どちらか迷った時は、心地用法を選択しましょう。冷やす方法のオススメは「アイスマッサージ」温めるもののオススメは「ホットパック」です。

冷やして腰の痛みを取る

 

温めて腰の痛みをとる

2,腰以外への対処

  1. 喉を緩める
  2. 横隔膜を緩める
2-1,喉を緩める

2-2,横隔膜を緩める

普段からできる予防法

  1. 股関節まわりを緩める
  2. あばらをゆるめる
  3. 背骨を柔らかくする

このようなセルフケアが有効です。特に緊張する時には、背中や首が硬くなります。腰へ痛みを感じる前にケアをして予防に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

痛めた時の対処と、痛めないための予防はセットです。痛みが治まってきた時こそ、入念なケアが必要になります。そうすることで、ぶり返したり、繰り返すことはなくなります。是非とも、日頃の習慣に、セルフケアを取り入れてみてくださいませ。


 

ハンドボールのステップが痛い膝のオスグッド

こんにちは。英気治療院の阿部です。
中学校に入ると、身長が伸びて行きます。急な身長の伸びは、膝やかかとに負担をかけやすいです。そんな時に体が硬いとオスグッドになりやすいです。今回は、そんなオスグッドの対処や予防方法をご紹介いたします。

オスグッドとは?

オスグッドシュラッター氏病というのが正式名書です。いわゆる成長痛の1つとされています。これは、一般的に骨の成長に対して筋肉の柔軟性が追いついていないために、軟骨や付着している部分に痛みが起こるものとされています。特に膝やかかとには成長軟骨という骨があります。これは柔らかい分、剥離(はくり)と言って強い力で剥がれやすいという特徴があります。オスグッドはそのような成長痛として知られています。

オスグッドの原因は?

・股関節の硬さ
・内腿の筋力不足
・筋肉のアンバランス
・足首の硬さ

など挙げられます。
体の使い方の不具合が膝やももに負担をかけて、痛みが起こります。

オスグッドで膝が痛い時の対処の仕方

膝そのものが痛い場合は、アイシングが有効です。アイシングは、氷嚢やビニール袋に氷を詰めて、水ですすぎます。溶けかけの氷は0度の氷です。この0度の氷が一番熱を奪いやすいのです。運動をした直後などに痛みがあれば、アイシングが有効です。

運動前やクーリングダウンの場合は、股関節や足回りのストレッチが有効です。膝の負担がからないような使い方ができれば、運動中の痛みも軽減できます。また、しっかり体を温めることも必要です。筋肉が柔らかくなり、剥離を予防できます。

オスグッドの予防の方法

オスグッドは成長痛と言われています。しかし、全員がなるわけではありません。例えば、階段の登り方でも膝の負担は変わります。かかとまでしっかりとつけて登るだけで、ももへの負担は減ります。

オスグッドでは運動をしないほうがいい?

よくある質問で、運動を制限すべきかというのがあります。私の考えでは、しゃがむことができれば、運動を進めます。下手に休むと体が硬くなります。また、運動の仕方に問題があれば、痛みを感じにくい使い方をすれば改善して行きます、。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?オスグッドは、きちんとケアをすればよくなるものです。また、日頃のセルフケアが早く良くすることです。是非とも、痛みで我慢するのではなく、自分の力で痛みから解放することを目指していただきたいです。


 

朝起きるときの腰の痛み

こんにちは。

英気治療院の阿部です。腰の痛みというと、年齢を感じると言われる方が多いです。しかし、このような痛みは年齢よりも疲労や姿勢の影響が強いのです。その理由や原因についてご説明させていただきます。

 

朝起きて屈むと痛い原因

  • 寝ている時に緊張している
  • お尻周りが固まっている
  • 口呼吸が多い

いびきや歯ぎしりも腰痛の原因になります。それは、肺呼吸がうまくいかないため、背骨の下側に負担がかかりやすくなるからです。そんなときは、夜寝る前に体を整えることでよくできます。年齢のせいではなく、体の疲労や使い方が原因になっているのです。

 

緊張しているときの腰痛対策

寝ている時に寝返りが打てない方が多いです。その場合は、起きている時に寝返りの練習をして見ましょう。そうすることで、寝ている時にも、自然に緩めることができます。おすすめのケアは、背骨を緩めることです。家にあるタオルで簡単にできます。

 

お尻が固まっているときの腰痛対策

お尻が硬いと、腰が重くなります。股関節という関節が腰痛と大きく関連しています。お尻の筋肉が固まったり、骨盤の動きが悪いと腰痛になりやすいです。そんなときはお尻のストレッチがおすすめです。

 

口呼吸が多いときの腰痛対策

口呼吸が多いと、神経が緊張しやすいです。その理由は、3つあります。

  • 頬周りの筋肉が弱い
  • 胸を膨らませるのが苦手
  • 鼻が詰まっている

これらは、あばら家横隔膜を緩める、うがいを多くする、鼻うがいなどがおすすめです。今回ご紹介するのはあばらの緩め方です。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

腰痛は、腰以外が関連して起こりやすいものです。決して年齢だから起こるものではありません。適切なケアをすれば痛みの改善や予防が可能です。是非とも試して見てくださいませ。

 


 

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